不眠症の大きな原因の一つに、「
自律神経」のバランスが崩れていることが考えられます。
自律神経は、私たちが
意識でコントロールできない部分をコントロールしている神経の事です。
例えば、呼吸や消化、体温調節、脈拍などの部分を調整しています。
自律神経には、「
交感神経」と「
副交感神経」があります。
「
交感神経」は、身体を緊張させ、興奮状態にする神経です。
対する「
副交感神経」は、リラックスする神経の事です。
通常、朝起きて、これから動くぞ!という時に、
交感神経が働き、
夜、一日の生活が終わると、
副交感神経が働くことによって、自然に眠くなっていくのです。
不眠症は、
交感神経がずーっと働きっぱなしになっているために、
夜ゆっくりと眠れなくなっているのです。
分かりやすく説明すると、交感神経が「
アクセル」、副交感神経が「
ブレーキ」です。
ずーっと、アクセルを踏みっぱなしの状態では、休む事はできません。
心の状態によっても、
ブレーキの存在を忘れてしまうことがあるのです。
アクセルとブレーキを適度に使えるよう、
メンタルトレーニングをしていきましょう。