軽い運動でも大きなトレーニング効果を生むヒミツはアプローチする筋肉にありました。
遅筋と速筋
筋肉には遅筋(ちきん)速筋(そっきん)の2種類があります。遅筋とは持久力を引き出す小さな筋肉で速筋とは瞬発力を引き出す大きな筋肉です。加圧トレーニングで鍛えられるのは速筋です。速筋は通常は大きな負荷がかからなければ動き出さないので、鍛えるにはハードなトレーニングが必要です。
加圧トレーニングは速筋のトレーニング
加圧トレーニングは腕や、ふとももの付け根をベルトで縛ることで、血流が制限され、筋肉に届く酸素量が少なくなります。すると筋肉はハードなトレーニングをした時と同じ状態に陥り、大きな負荷がかかったと「勘違いして」速筋が動き始めるのです。通常ならば2時間以上トレーニングをしなければ速筋のトレーニングはできないのですが、加圧ならば30分程度で可能なのです。
筋肉痛が起こりにくい
さらに筋トレではよく筋繊維が破壊されて翌日には筋肉痛になることが多いのですが、加圧トレーニングは筋肉にかかっている負荷自体は少ないので、筋肉痛もあまり起こりません。(最初はそれまで使っていなかった筋肉を使うため、筋肉痛が起こることもあります)
加圧トレーニングの注意点
ベルトで圧力をかけ血流を調節する際、一人ひとりにあった適正な圧力をかけることが大事です。誤って圧力をかけ過ぎると筋肉を萎縮させたり、心臓に負担をかけることもありますので最初は専門家のいるスタジオなどで始めると良いでしょう。また、高血圧などの持病のある方は主治医の先生と相談してから始めましょう。
ダイエット
いいね!しよう 健康美人の最新・注目記事をお届けします