今回は効果的な声の出し方や、ちょっとしたコツをお教えしてみようと思います。
この記事を読んで「あれ、そんな身近なことだったんだ?」「ポイントひとつでこんなに違うのか…」と少しでも感じて頂けたら嬉しいです。
深呼吸でお腹に息を!
「声を遠くへ届けるってどういうこと?」と思われるかもしれませんが、そんなに難しいことでも労力を使うことでもありません。
単に大声を出すということではなく、呼吸と声の響きを上手く利用して遠くの人へ声を届けてあげるイメージを持つだけなのです。
また、同時に肺活量や代謝率の向上や、自分の持つ声の響きの良いポイントを発見出来るなど、プラスαの効果へも繋がるはずです。
ストレッチと腹式呼吸
ポイント@ 「リラックスして声を遠くへ」
上半身はリラックスさせたまま横隔膜を意識して肩が上がらないように鼻から息を吸い込みます。
吸い込んだらその瞬発力で声を前に、遠くの人に呼びかけるように出してみましょう。
その時、横隔膜を意識してお腹を使って声を出すことを意識します。
決して喉には負担をかけないよう注意して下さい。
ポイントA 「怒鳴らず出来るだけ声を届けることを意識」
また、遠くへ弧を描いてボールを投げるようなイメージを持ち、声を投げつけるのではなく、ゆっくりと遠くへ飛ばして、または届けてあげる感覚で出してみましょう。
この時、発音としては「お〜〜〜い!」とか「は〜〜〜い!」が良いでしょう。
高い山の上や広い場所で遠くの人とキャッチボールをするようなイメージを持つと尚良いかもしれませんね。
ポイントB 「体制を変えることも体得するポイントのひとつ」
立った状態で難しければ仰向けになって試してみましょう。
ポイント@〜Aと同じことを仰向けになって試してみます。
何故かというと、人間は仰向けになっている時は無理をせず、ほぼ複式呼吸がメインになっている状態です。
このリラックスした体制を利用して最初の一歩を練習してみるといいでしょう。
こうしてポイント@〜Bのように声をゆっくり遠くへ届けることにより、大きな声を出さなくても自然と普段話している声が相手へ伝わるようになるという効果も得られるかもしれません。
そして、声を遠くへ届ける練習をすることにより肺活量を上げるトレーニングにも繋がり、基礎代謝率の向上へ繋がる効果も得られるはずです。
効果には個人差がありますが、皆さんも是非試してみて下さい。
by 吉永剛志
ボイストレーナー
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