以前声を出しながらストレッチについてお伝えしたことがありますが、今回は「前屈ストレッチ」に声を出す方法をお教えしたいと思います。厳密には声を出す訳ではありませんが、ストレッチに腹式呼吸の要素を取り入れて更に代謝率をあげる方法をお教えします。
腹式呼吸
以前にもお伝えしたことがある腹式呼吸とは…
人間の身体には横隔膜という筋肉が存在します。
その横隔膜を使って腹式呼吸という呼吸法を取り入れることにより、通常のトレーニングで鍛えている腹筋より更に深いインナーマッスルを鍛えることが可能なのです。
それと同時に身体も温まり代謝率も少しずつ向上すると考えていいでしょう。
ストレッチと腹式呼吸
皆さんは前屈ストレッチをしたことがあると思います。
この前屈ストレッチをしながら腹式呼吸を行います。
今回のポイントは「丹田(たんでん)」と呼ばれるお腹の中心(おへそよりちょっと下の部分)を意識することです。
まずつま先は体の向きに沿って真っ直ぐ前を向けるよう気を付けます。
胸郭を広げるよう意識して息をしっかり吸います。
そして頭の重みで体が下がっていくように前屈を行います。
前に倒れる際には体を無理に曲げようとせず上半身(特に肩と首元)はリラックスさせて、頭の重みだけで体が前に倒れていくよう心がけて下さい。
最後の「これ以上無理!」という所まで来たら、残った息を全て吐き出してみて下さい。
そうするとプラス2cmほど更に体を倒すことが出来るはずです。
この運動を1日10回1セットほどと考えて少しずつ行ってみると、自分でも驚くほど体が温まり、汗が出て来ます。
こうして日常生活の簡単な運動で代謝率を上げる事も出来るのです。
とっても簡単なエクササイズで、更にはねじれていた体の姿勢も直っていく効果が得られます。
効果には個人差がありますが、皆さんも是非試してみて下さい。
そして他のストレッチにも有効だと思いますので他にもご自分のやりやすいエクササイズに腹式呼吸をプラスしてみて下さい。
by 吉永剛志
ボイストレーナー
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