一般的に就寝前の食事は避けることが好ましいとされていますが、そうした中にも安眠や美容、健康の為に夜食としての摂取をオススメできる食べ物も数多くあります。今回はその中からいくつかをご紹介致しましょう。
メカニズムを知る
『一般的に就寝前の食事は避けることが好ましい』とされるのはなぜでしょうか?眠っている間には消化器系の働きも緩やかになります。
胃の中に沢山の食べ物が残っているとどうなるか…それは言わずと知れたことですね。活動代謝が下がっている時間に食事をすることも避けたいことです。
ですが、近年は個人によってライフスタイルがマチマチで深夜まで、或いは夜通しで活動をしている方が多く、夜10時以降の夜食であってもそれを食べたから皆が同様に太ると言うこともなくなってきているのが現状です。
お腹が空いた状態ではなかなか眠れなかったり、ダイエットの大敵であるストレスを呼びこんだりしてしまいますので、夜食も上手に摂取しましょう。
夜10時以降に食べる場合のお作法
何でも、どのように食べてもいいと言う訳ではありません。
例えば10時に夜食を食べて、その5分後に就寝…これでは身体によいわけはありませんので、遅くに夜食を頂く際の【お作法】を守りながら楽しく摂取しましょう。
- お作法@寝る間際には食べないこと
- お作法A消化に時間のかかるものは避けること
- お作法B満腹状態になるまで食べないこと
- お作法C夕食後4時間以上はあけること
- お作法Dゆったりとできる環境で、よく味わっていただくこと
- お作法E塩分の強いものは避けること
夜10時以降に食べてもよいオススメの夜食
【ホットミルク】
北欧では『ナイトミルク』と言われているそうですが、程よく温めた牛乳をお夜食に頂くことをオススメします。
牛乳に含まれるアミノ酸が安眠ホルモンのUPにつながる働きをしたり、ココロを安定させたりします。
照明なども少し落とし、ゆったりとしたなかで、1日の電源をOFFにする体制を整えて、ゆっくりと時間をかけて頂きましょう。
【ヨーグルト】
個形のものでも『飲むヨーグルト』タイプでもどちらでも構いません。ヨーグルトの効果は皆様知るところですが、こちらは特に夜に頂くことをオススメします。
ナイトミルク同様に誘眠効果もありますが、注目したいのは『乳酸菌』です。人間の腸内には100兆個とも言われる【腸内細菌】が常在しています。
これらは腸内環境を整える働きを持っていますが、その働きをUPさせるのが『乳酸菌』です。
乳酸菌は免疫力を高める働きも兼ね備えていますので、【ダイエットに不可欠な腸内環境を整える+風邪やアレルギーの予防】にも大いに役立つ素晴らしいヨーグルトをおススメします。
【フルーツ】
フルーツは一般的に朝がいい!と言われていますが、これは朝身体を動かす為に必要な栄養素の【糖質】が多く含まれているのでよいという意味で「朝食べなきゃダメ」とか「夜は食べちゃダメ!」ということではありません。
夜は消化に時間のかかる食物繊維の多いフルーツを避けるのが良いとされますが、それでもバナナなどは先に述べた牛乳と同じ働きをしますのでオススメです。
なるべく消化によさそうなフルーツをチョイスして、常温に戻してから頂くようにしましょう。柑橘類には疲労回復につながる【クエン酸】が含まれています。
オレンジやキウィーフルーツ、リンゴ、グレープフルーツならルビー(赤い種類)など酸味の少ないものが良いでしょう。
レモンなどはハチミツ漬けにするなどの工夫があるとよいでしょう。またむくみの予防につながる【カリウム】が多く含まれるベリー系もよいでしょう。
リンゴはどちらも含みますのでおススメです。フルーツゼリーなどもお肌にも有効ですからオススメしたいところです。
by 高梨由美
プライベートサロン G-studio MITA主宰
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