夏の快眠法

睡眠

夏の快眠法

通気性のよい寝具を

夏に特に問題になるのは、湿度の高さ。蒸し暑い夜は、80%を越えることもあります。湿度が高いと寝返りが増え、深い眠りが得られません。

そんなときには、通気性にすぐれた涼しい寝具を使いましょう。イグサや竹などでできたシーツは、適度な硬さがあり、体と布団が密着しないため、涼しく眠れます。触ったときの感触がヒンヤリとしている麻のシーツやパッド、パジャマもおすすめです。抱き枕は、脇の下や膝の間にすき間ができるので、通気性が良く、涼しく眠れます。抱き枕は、東南アジアで夏の涼をとる工夫として、竹で筒状に編んだものが作られたことが起源といわれています。

頭を涼しく保つ

頭寒足熱と言われるように、頭が涼しいと眠りやすくなります。ある調査によると、頭と足元の温度差が4度のときが快適に眠れるという結果がでています。夏以外の季節は、からだ全体に布団をかけて、頭は外に出ているため、自然に頭寒足熱の状態に保たれています。夏は足が布団から出ていることも多く、頭と足元の温度差が少ないため、頭を冷やすと眠りやすくなります。冷蔵庫で冷やしたタオルをポリ袋に入れ、後頭部に当たるように枕の上に置いて試してみてください。枕用のジェルを使うのもよいでしょう。

扇風機を活用

エアコンや扇風機をうまく活用して、温湿度をコントロールしましょう。冷房が苦手な人は、扇風機を天井に向けて、風がからだに直接当たらないように気をつけます。一番弱い風速で首振りにし、部屋の空気全体をゆるやかに動かしましょう。風が皮膚の表面を通るときに熱をとってくれるので、体感温度が下がり、途中で目覚めにくくなります。できれば“1/fゆらぎのリズム”の風だと、自然の状態に近いので、からだに負担がありません。また、寒いと感じたときには、すぐに止められるように、リモコンつきのものが便利です。

夏の快眠法|健康美人
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