牛乳

食生活

牛乳

エピソード

日本で牛乳が本格的に消費されるようになったのは戦後ですが、古代にも百済から搾乳が伝えられ、天皇に献上されたと文献にも登場するほど歴史の古い食材です。

牛乳を飲むと下痢をしたり、お腹がゴロゴロするという人がいますが、これは乳糖不耐症といい、乳糖を分解するラクターゼという酵素が少ない人に起こります。温めて飲んだり、乳糖を分解した加工乳などが市販されていますので利用してみましょう。

種類

牛乳の種類は大きく分けて6種類あります。

(1)牛乳
生乳を加熱殺菌し、乳脂肪分を3%以上含むもの。

(2)成分調整牛乳
生乳から乳脂肪分の一部や水分の一部を除去して成分を調整したもの。

(3)低脂肪牛乳
成分調整牛乳のうち、乳脂肪分を0.5%以上1.5%未満にしたもの。

(4)無脂肪牛乳
成分調整牛乳のうち、乳脂肪分を0.5%未満にしたもの。

(5)加工乳
生乳に、脱脂粉乳やバター、クリームなどの乳製品を加えて成分を調整したもので濃厚タイプと低脂肪タイプがあります。

(6)乳飲料
生乳または乳製品を主原料に甘みや果汁、香料などの乳製品以外のものを加えたもの。

栄養

牛乳には、タンパク質、カルシウム、ビタミンA、ビタミンB2など様々な栄養が含まれています。

牛乳の良質なたんぱく質カゼインは体内で分解されてカルシウムの吸収を助けるなどの働きを持ちます。また、体内で合成できない必須アミノ酸をバランスよく含みます。さらに、抗菌作用や免疫機能を調節する多機能タンパク質である、ラクトフェリンも含まれています。

最大の特徴はカルシウムが豊富なことで、コップ1杯(200cc)で1日に必要な量の1/3をとることができます。本来、カルシウムは吸収されにくい栄養素なのですが、牛乳に含まれるカゼインや乳糖がカルシウムの吸収を高めるので、牛乳は優れたカルシウムの供給源と言えます。

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