エピソード
秋が旬のりんごは、とても歴史の古い果物で、たくさんの品種が存在します。日本では、果物の中でみかんに次いで2位の生産量を誇る、最もポピュラーな果物の一つです。
良く知られている品種として、「ふじ」「津軽」「王林」「陸奥」「ジョナゴールド」などがあります。
中でもふじはりんご生産量の約半分を占める日本の代表的な品種で、酸味が少なく、甘みも香りも強いのが特徴です。一方、紅玉は酸味が強いのでお菓子作りに適しています。
栄養
りんごの酸味の主成分はクエン酸です。
クエン酸は疲労物質である乳酸を分解して疲労回復に役立ちます。そして、特徴的なのが水溶性食物繊維であるペクチンを多く含むことです。
ペクチンは、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を増やして、腸内環境を整える働きがあるほか、腸内の水分量を調節し便秘と下痢の両方に効果があります。また、豊富に含まれるカリウムは、体内の余分なナトリウムを排泄して高血圧の予防に役立ちます。
昔から「1日1個のりんごは医者を遠ざける」「1日1個で医者いらず」と言われるのは、このためです。
特徴
りんごはなるべく皮ごと食べるのがおすすめです。と言うのは、りんごに豊富なペクチンは果肉よりも皮の部分に多く含まれるからです。
下痢の時には皮ごとすりおろして食べると良いでしょう。また、赤い皮の色は、フラボノイドの一種であるアントシアニンによるもので、抗酸化作用が期待できます。
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