エピソード
数ある豆類の中で、最も多く栽培されているのが大豆です。大豆の歴史は古く、古事記には五穀のひとつとして記されているほどです。
ただ煮るだけでなく、豆腐、納豆、みそ、しょうゆなど、大豆の加工品が多く作られています。
種類
大豆は「黄大豆」と「色大豆」に分類されます。
黄大豆は粒の大きさで用途が分かれ、大粒は主に料理用、中粒は豆腐などの加工品として用いられます。色大豆には、正月料理にかかせない黒豆、青豆は青きな粉(うぐいす粉)の原料として使われるほか、若い種実は枝豆として食べられています。
栄養
大豆の最大の特徴として、良質のたんぱく質が豊富に含まれていることです。その含有量は肉類に匹敵するほどで、鉄やビタミンB1の含有量は肉類を上回ります。このことから、大豆は「畑の肉」とも呼ばれています。
脂質の仲間であるレシチンは、コレステロールの上昇を抑えるほか、脳細胞や神経細胞を活性化して、記憶力や集中力を高める働きがあります。そして、ポリフェノールの一種イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする物質で、エストロゲンの減少により起こる更年期の症状を緩和するほか、エストロゲンの分泌低下によって起こる骨粗鬆症の予防にも働きかけます。
調理法
大豆は生のままでは消化酵素の働きを阻害する物質が含まれるため、しっかりと加熱してから食べるようにしましょう。
豆腐や納豆などの大豆の加工品は、加工の過程で加熱しているので、消化は良くなっています。
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