エピソード
春と秋が旬の玉ねぎは非常に古くから栽培されている野菜の一つで、古代エジプトやメソポタミア文明の昔から栽培されていたとされています。 しかし、日本での栽培が始まったのは、明治に入ってからと、比較的遅かったようです。
色や形、大きさや風味など、様々な品種が存在します。
種類
最も一般的なのが「黄玉ねぎ」です。皮が白く、辛味が少ない「白玉ねぎ」はホワイトオニオンとも呼ばれ、新たまねぎとして出回っているものです。
鮮やかな色が特徴の「赤玉ねぎ」は紫玉ねぎとも呼ばれ、黄玉ねぎよりも甘みがあり、サラダや付け合せなどに使われます。
また、「ペコロス」とも呼ばれる小玉ねぎは、黄玉ねぎを密生させて苗を植えて栽培します。シチューなどの煮込み料理に使われることが多いです。
栄養
玉ねぎ特有の辛味や、ツンとしたにおいの元は、硫化アリルという成分です。硫化アリルの一種であるアリシンは、ビタミンB1の吸収を促す効果があるため、豚肉などビタミンB1が豊富な食材と一緒にとると、糖質の代謝が高まり、疲労回復に役立ちます。
腸内でビフィズス菌など善玉菌のえさとなり、お腹の調子を整えるフラクトオリゴ糖が、また茶色い薄皮の部分には、ケルセチンという、抗酸化作用のある成分が含まれています。
調理法
硫化アリルは熱に弱い成分なので、効率的にとりたい場合は生で食べると良いでしょう。また、水に溶けやすい性質を持つので、生で食べる場合も、長時間水にさらすのは避けましょう。
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