「やせるためには、食事を減らさなければいけない…」「食べなければ、やせられる…」そう思っている人も少なくないと思います。
ですが、やせるために食事を抜いたり食事量を減らしすぎると、かえってやせにくい体質になったり体調不良を招くことがあります。
食事を抜く食事量を減らすと…
たとえダイエット中でも、食事は1日3食が基本です。食事を抜いてしまうと1日に必要な栄養素を摂ることができません。
特に体の調子を整えるビタミンやミネラルが不足しやすくなります。
このような栄養不足の状態が続いてしまうと、便秘や貧血などさまざまな不調の原因となってしまいます。
また摂取カロリーを極端に減らし、基礎代謝量(安静にした状態で消費されるカロリー)より少なくなると、筋肉量が減りやすくなります。
筋肉は熱を作り出すため、筋肉量が減ると効率良くエネルギーが利用できず、やせにくく太りやすい体質になってしまいますので、ダイエットには逆効果なのです。
特定の栄養素をとらないダイエットは…
低炭水化物ダイエットが話題になって以来、ご飯やパン、麺などの主食を敬遠する人が増え、「炭水化物は太る」というイメージがついてしまいました。
主食の主な栄養素である炭水化物は、体を動かすためのエネルギー源としてとても大切です。
また、炭水化物は体の中で分解されてブドウ糖となり、脳の唯一のエネルギー源になります。
そのため、炭水化物を控えすぎると、体や脳のエネルギー源が不足し、ガス欠状態になってしまいます。
その結果、少し動いただけで疲れやすくなったり、集中力が持続しづらくなったりしますので、主食もきちんと適量を食べるようにしましょう。
また、主食を抜くとおかずを食べすぎる傾向があり、結果としてカロリーオーバーを招く可能性もあるのです。
安易に食事を減らしてカロリーを控えるのではなく、バランスの良い食事を意識し、食材や調理法を工夫してカロリーを控えるようにしましょう。
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