日常を過ごしていると、仕事やプライベート、人間関係などでつい「イラッ」とくることがどうしてもありますね。
その時の一瞬だけイラッときて終わるものから、怒りが爆発してしまいそうなものまで、その程度は様々です。
「考えないようにしよう」「忘れてしまおう」と思えば思うほど、そのことが頭から離れられなくなってしまいます。
イラッときたときに落ち着く5つの方法を紹介します。
方法@やっていることに意識を集中する
このようなときは、無理に頭から排除しようと思わないことが大切。「忘れよう」とすると思い出してしまうので、何か別のことに意識を向けるようにしてみましょう。
読書をしたり、音楽を聴いたり、体を動かしてみたり…。デートや旅行の計画、趣味のことなど何か楽しいことを考えてみるのもよいでしょう。
掃除や片づけ、草むしりなど無心になって何かするのもおススメです。
その時は、「掃いている」「拭いている」「むしっている」など、自分の動作を心の中で唱えるようにします。
実際やっていることに意識を集中させることができ、他の余計なことを考えないですむようになります。
方法A深くゆっくり呼吸する
呼吸に意識を向けるのもよいでしょう。イラッときたときは、呼吸が浅く速くなります。
そんな時は、深くゆっくり呼吸をするようにしてみましょう。鼻から大きく息を吸って、口からゆっくり吐く…この一連の動作に意識を集中させるようにします。
すると、だんだんイライラがおさまってきて、リラックスすることができるでしょう。
方法B「まあ、いいか」と言葉にする
イラッときたときには「まあ、いいか」「気にしない、気にしない」という言葉を声に出してみましょう。不思議と気持ちが楽になり、心が落ち着いてきます。
方法C好きな香りを嗅ぐ
好きな香りを嗅ぐのもイライラ防止に効果的。
覚醒効果のある柑橘系よりも、ラベンダーやカモミールなどリラックス効果のある香りがおススメですが、あくまでも自分が好きだと思える香りを嗅ぐことが大切です。
方法Dツボを押す
イライラを解消するツボ押しを試してみても。手のひらと手首の間の横じわと、小指から手首に下ろした線が交わったあたりにある「神門(しんもん)」を、もう片方の手の親指で押します。
他の4本指で手首を支えるようにするとよいでしょう。手首を曲げ伸ばししながら行うと、ほどよい刺激をツボに与えることができます。
左右の肩甲骨の上側の内側の角と角を結んだ線の真ん中にある「身柱(しんちゅう)」への刺激も効果的。身柱を中心にして、上下に背骨にそってゴシゴシこするように刺激します。
自分では手が届きにくいので、誰かにやってもらうとよいでしょう。イラッとした気分を引きずるのは本当に嫌なもの。自分に合った対処法で、イライラした気持ちを解消させましょう。
by 松村圭子
成城松村クリニック院長
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