よく、「癒やし力」の高い女性はモテる!と言いますが、“癒やし”とは、具体的にどんなことを指すと思いますか?
今回は、実際に癒し系の奥様がいらっしゃるという男性にお話を聞き、男性が女性に求める“本当の癒やし”とはなにかを探りたいと思います。
■癒やしには“許容”と“鼓舞”のバランスがある
癒やし系の奥様を持つというTさん(27歳男性・広告代理店勤務)は、お仕事をバリバリこなすビジネスマンタイプ。デキる男には、内助の功が似合うおっとりした癒やし系タイプの女性が合うのでは…?
__Tさんの奥さんは、やっぱり料理が出来るとか、ひざまくらで耳かきをしてくれるとか、そういうタイプなんですか?
T いや、まったくそういうタイプではないんですよ。妻も仕事をして忙しいし、自分のことは自分でやれ!というスタンス。あんまり僕にかまってくれる女性ではないですよ。
__ええ、なんだか一般にイメージされるいわゆる「癒し系」とは程遠いような?
T こちらもべつに子どもではないので、お母さんにようにお世話をしてもらう必要はありません。むしろベタベタされると鬱陶しいかも……。
__でもTさんからすると奥様は癒し系なんですよね。実際にどんなときに『癒やされた!』と感じたんでしょうか?
T 僕は新卒でいわゆる大企業に入社しました。でも、自分ではできるつもりだったんですが、なかなか希望の役割に就けなかったんです。
__確かに大きい企業であればあるほど、出世まで時間がかかりそうですよね。
T で、そんな状況に不満で、いっそ転職しちゃおうか!と考えて、当時結婚も考えていた彼女に相談しました。
__えええ、せっかく入った大企業なのに!彼女は怒らなかったんですか? 私達のこれからの生活はどうするのよ!って。
T 怒らなかった!「あなたの人生だから、後悔しないようにして欲しい。どんな仕事についても応援している。私も働いているし、お金のことは大丈夫だと思う。」と、僕の考えを「でも、もしもあなたが投げやりな気持ちで転職を考えているのならよく考えて。今までの積み重ねをフイにするようなことはしてほしくない。あなたの努力を見ていてくれる人はきっといるはず。もう少し頑張ってみたら?」と、こんなふうに励ましてくれたんです
__なんといういい彼女でしょう!惚れ直しちゃいますね。
T 本当は彼女も不安があったとは思います。でも、状況を理解してくれた上で、より頑張るように後押ししてくれたことに感激して。彼女に話したことで気持ちがすごく楽になった。
これが、僕にとっての“癒やし”でした。結婚するのはこいつしかいない!と思いましたね(笑)結局、仕事は転職せずに現在に至ります。
その後実績が評価され、希望の部署に配属となったおりに、彼女にプロポーズをしたそう。
“癒やし”というと、なんでも許して甘やかすようなイメージを持ってしまいがちですが、どうもそうではないようです。
Tさんの例からもわかるように、デキる男性こそ、力になってほしい時に寄り添いながらもきちんと導いて、気持ちを鼓舞してくれるところに、“癒やし”を感じる人もいるようです。
最善の道を一緒に考えられる、パートナーたりうる女性にこそ、男性は“本当の癒やし”を感じるのかもしれませんね。
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