人は人、自分は自分。他人と自分を比較して、うらやんでも仕方がない。わかっちゃいるけど、なにかと他人と比べては「なんで私は違うんだろう」と悩んでしまうのが人間というもの。そんなコンプレックスを、少しでも解消するためのヒントを集めてみました。
“他人と比較するな”という言葉はナンセンス
コンプレックスを感じている人に対して、よく、「あなたはあなた。他人と比較するな!」と言う人がいます。しかしこれは実にナンセンスな言葉です。人間は、産まれた瞬間から、自分以外の他人と比較されています。
産まれてすぐに体重・身長が平均値に当てはまるかどうかチェックされることから始まり、それ以降も、成績、容姿、コミュニケーション能力、学歴、収入と、常に同年代の人物と比較されながら成長をしていくのですから。
山の中で独り生きていくならまだしも、人間社会で生きていく以上、誰かと比較せずに過ごせ!というのは、問題から目をそむけさせるだけ、アドバイスとして意味をなさないことがわかるでしょう。
結果ではなく、プロセスを比較する
では良い結果を得ている人を見て、嫉妬の炎をぶつけるだけでいいのでしょうか?ここでは、結果をうらやむのではなく、プロセスに目を向けることを提案したいと思います。
たとえば、あなたが成績のいい友だちにコンプレックスを感じていた場合。冷静に彼女と自分とを比較してみると、おそらく「行動」になにか違いがあるはずです。
それは、学習の量なのか、要領の違いなのか、取り組み時間なのか、あるいはそれらの複合的な要因かはわかりません。
しかし、まずは行動の違いと差を分析することが大切です。いい結果を得ている人に対して、結果だけを見てコンプレックス感じるのではなく、「その人とは良い結果を得るためのプロセスに違いがある」ということを理解しましょう。
そして、行動をお手本にする。すると不思議なことに、結果だけを比較してやみくもにコンプレックスを抱くことはなくなるはずです。
比較するなら、過去の自分と
お手本にすべき人物と、結果を得るためにするべき行動がわかったら、あとはコツコツと実践するほかありません。
実践して簡単に結果が出せるは、残念ながら個人の資質によると言うしかありませんが、もしすぐに思った結果が出なくても、自分の行動が変化したことに自信をもってください。
千里の道も一歩から!目指す目標に向かって、初めの一歩を踏み出したことで、今日のあなたは、それをしなかった昨日のあなたよりも、確実に目標に近づいているのです。
そして、もし自分を誰かと比較するなら、昨日の自分との比較をしてみて。昨日の自分より今日の自分のほうが、前向きに新たな一歩を踏み出したと感じられたら合格です。
モチベーションを維持するためには、成長を目で見られるよう手帳やカレンダーに毎日こなしたことをつけていくのもオススメです。振り返ったときに大きな達成感を味わうことができますよ。
人はコンプレックスがあるから成長できる
そう考えると、コンプレックスがある人ほど、理想の姿をもっているということがわかります。
たとえ理想の姿が遠かったとしても、たどり着くまでの道のりの想像できることならば、それをこなしさえすれば、時間はかかっても必ずそこにたどり着くことができるのですから。
誰かにコンプレックスを感じたら、それは、理想のイメージが見つかったんだ!と前向きにとらえてみてはいかがでしょうか。
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