朝型と夜型の特徴
早寝早起きで、寝つきと目覚めがよく、朝に調子がよい『朝型』。宵っ張りの朝寝坊で、夜に調子がよく、目覚めが悪い『夜型』。
朝型と夜型では、睡眠をとる時間帯が違うだけでなく、1日のうち体温の最高時刻と最低時刻に数時間の差がみられます。朝型と夜型は外見からもわかります。朝型の人は、筋肉質でがっちりしたタイプの人に多く、夜型はほっそりして筋肉が少ないタイプの人に多い傾向にあります。ほかにも、朝型は行動力があって積極的、血圧は高めです。夜型は思慮深いおっとりタイプ、血圧は低めでスロースターター、睡眠時間は長めです。
こういうと、朝型はエネルギッシュで活動的、夜型は怠け者のような印象があるかもしれません。しかし、時間に対する適応力があるのは、むしろ夜型。睡眠時間の変化や時差に強いのです。社会が24時間化している現代に、不可欠な人材ともいえます。
朝型へシフトするには
そうはいっても“できる人は朝型”というイメージは強いので、朝型に変えたい人も多いでしょう。人間の睡眠と覚醒をつかさどる体内時計は約25時間のため、睡眠の時間帯を後ろにずらすことは、比較的簡単にできますが、朝型にシフトするにはコツがあります。
ポイントは、朝型にする目的をできるだけ明確にすることです。“何のために?”と、くり返し自分に問いかけてみましょう。例えば「読書をするために早起きする」よりも「来年4月の資格試験合格するために、本を週に1冊読み込む。そのための早起き」の方が、グッとやる気が湧いてきます。さらに、その資格試験に合格したいのはなぜか?そこが明確になれば、さらに達成が近づきます。そして実行するときには、「1週間で15分早めて定着させる」を何度か繰り返し、ちょうどいいところで固定するようにしましょう。急に1時間も2時間も早く起きようとすると、途中で挫折しますから気をつけてください。
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