体を使えば、脳も使う
私たちが体を使っているとき、実は脳もすごく使っています。
例えば駅に向かって歩いているとき、予定の電車に間に合わないかもしれないから小走りで行こうとか、前から来る人にぶつからないように左に避けよう、荷物を持っている左腕が疲れてきたから右に持ち替えようなどと、脳が指令を送っています。もちろん、足を動かすために使う脳や、目でものを見る脳も、同時に使っています。
脳全体を使う
脳は場所によって、働きが違います。一番後ろは、目でものを見る場所で、その横に言葉を聞く場所があります。頭頂部より少し後ろに、手や足から入ってきたものを感じる場所があります。一番前の前頭葉のところには、ものを考える場所があります。
脳を使うというと、脳トレなどをして前頭葉を刺激することのように思われますが、快眠のためには、前頭葉だけでなく、脳をまんべんなく使うことが大切です。
感情に敏感になる
脳の内側は感情を処理する場所です。うれしい、たのしい、ワクワクする、気持ちいい、腹が立つ、悲しいなどの感情は、脳の内側を使っているのです。歩いているときも無意識に歩くのではなく、「澄んだ空気が気持ちいいなぁ」「芽吹いた若葉がきれいだなぁ」と感じることで、脳全体が使われていきます。悲しみや怒りの感情がある時には、今はそういう自分がいることを認め、感情をそのままにしておきましょう。すると、次第に薄らいでいきます。
脳全体をしっかり使った日には、深い眠りが待っています。深い眠りが得られれば、美肌をもたらす成長ホルモンがたっぷり分泌されて、快眠美人になります。
いいね!しよう 健康美人の最新・注目記事をお届けします