女性と睡眠

睡眠

女性と睡眠

日本人の睡眠は、他国と比べても短く、大人から子供まで睡眠不足状態にあるといえます。特に40〜60代の女性で同世代の男性よりも短いと言われています。母親の睡眠状態はその子供の睡眠に影響するので注意が必要です。

健康と美容のために睡眠を見直しましょう

生体リズムによって睡眠覚醒リズム・体温リズム・ホルモン(内分泌)リズムなど、さまざまな機能が生み出されますが、こういったリズムは互いに影響し合っているため睡眠状態が悪いと他の機能にも悪影響を及ぼします。

女性の体は正常な状態でも、月(生理)のリズムによって性ホルモンが変わるため眠りが不安定になりやすいもの。

眠りの状態が悪いとホルモン分泌に影響して不調を起しやすくなってしまいます。日頃から頑張りすぎずしっかり睡眠時間を確保することが重要です。

日本女性は美意識が高いといわれますが、睡眠が足りていない分、より多くの努力をしていると考えられます。健康を維持し、手軽にキレイになるためにも、まずは睡眠時間を見直しましょう。

眠りはホルモンの状態で変わる(生理前)

生理から排卵までのエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が多い卵胞期は、肌・心・睡眠といずれも安定しますが、排卵を境にプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が増える黄体期は、体調が不安定になります。

とくに、排卵期と月経直前から月経が始まった2〜3日間は、日中の眠気が強くなる傾向があります。

その一方で、排卵から月経開始までの間は基礎体温が高温期となるため(人の体はある程度深部体温が下がらないと眠りにくい傾向があるため)、夜の睡眠の質は低下しやすくなります。

眠りはホルモンの状態で変わる(妊娠中)

妊娠初期は眠気が強くなります。これは胎児の成長に多くのエネルギーが使われるためと言われています。

また、この時期はつわりになりやすいため、つわりがひどいと眠いのに眠れない状態となり、倦怠感やストレス状態に陥ってしまうことがあります。

妊娠中期は睡眠が正常に戻る人が増えますが、後期は再び不安定になります。

大きく膨らんだ子宮が膀胱を圧迫し、胎児の体液循環も母体が担うために排尿回数が増え、睡眠が中断されやすくなるためです。

仰向けで眠れなくなることや、足がつりやすくなること、母体からカルシウムなどが奪われることも眠りを低下させる原因だと考えられています。

また、妊娠末期は通常の約1,000倍まで性ホルモンが増加しますが、それが分娩後には一気に減少するため眠りが不安定になることもあります。

眠りはホルモンの状態で変わる(出産前後)

産褥期(出産後)は、3〜4時間おきに授乳が必要となるため睡眠が取りづらくなります。

また、この時期は一気に性ホルモンが激減するために、一時的に更年期に似た状態となり、精神面が不安定になりやすく、マタニティブルーに陥りやすいので注意が必要です。

睡眠不足の人ほどマタニティブルーになりやすいといわれているので、出産時はゆっくり落ち着いて過ごし、少しでも眠れる状態をつくることが必要です。

眠りはホルモンの状態で変わる(更年期)

更年期も性ホルモンが変化しやすいため、のぼせ・発汗・めまい・肩こりといった更年期障害が起こりやすくなります。

これは性腺機能の変化が視床下部の神経活動に影響して、神経性・代謝性のさまざまな生体変化を引き起こすためで、睡眠障害や日中の眠気が強くなることがあります。

女性ホルモンは睡眠方向に作用しますが、男性ホルモンは覚醒方向に作用しやすいため、女性ホルモンが減少または不安定になる更年期は眠りが妨げられると考えられます。

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