エピソード
通年出回っているバナナは、フィリピンやマレーシアなど、東南アジアの熱帯地域が原産です。
現在では世界中で栽培されているバナナには、生食用と料理用とがあり、合わせて300種類以上あると言われています。日本では、昭和30年頃までは台湾産のバナナが主流でしたが、現在はフィリピン産の日持ちのよい品種が中心です。
特徴
バナナは熟すにつれて皮の表面に黒い斑点が出来ます。これを、シュガースポットと言い、抗酸化作用(活性酸素による体の酸化を防ぐ作用)があります。
また、果肉の表面にある白いスジにも抗酸化作用があるので、栄養を無駄なくとるには、スジを取り除かずにそのまま食べることをおすすめします。
特徴2
バナナは酸化しやすく、皮をむいてしばらく放置すると黒く変色しますが、レモン汁をかけておくと変色を防ぐことが出来ます。
また、冷蔵庫に入れて保存すると、低温障害によって皮が黒く変色します。これを「バナナが風邪をひく」と言います。バナナなど熱帯地方でとれる果物は室温で保存しましょう。
栄養
バナナの主成分は炭水化物ですが、熟すにつれて消化吸収のよいブドウ糖や果糖、ショ糖などの糖質に変化します。体内で速やかにエネルギーになるため、アスリートや病中・病後の人に重宝されています。
豊富なカリウムは、体内の余分なナトリウムを排泄して高血圧の予防に役立ちます。食物繊維のペクチンは、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を増やして、腸内環境を整える働きがあるほか、腸内の水分量を調節して便秘と下痢の両方に効果があります。さらに腸内の善玉菌を増やすオリゴ糖も豊富です。
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