彼と一緒にいる、この幸せな時間がずっと続くと思っていたのに、別れの時がくるなんて想像したくなかった…。「ず〜っと一緒だよ」と言ってたのに!!「分かれよう」って言われるなんて…あの時の言葉は嘘だったのか…。付き合っている彼との別れに、胸が潰れるような寂しさを体験したことのある方は、きっとたくさんいらっしゃることでしょう。ずっと一緒に居られると思っていた恋愛が終わる時、実際には彼はどんなことを考えていたのか、彼が心変わりするのは、どんな理由があるのか、今回は一緒に考えてみたいと思います。
@仕事が忙しくて彼女との時間が確保できない
初めの頃は、彼女とすごす時間が楽しくて、彼女との時間を優先的に作ろうと思っていても、それを継続的に続けられない事情が出てくることがあります。
男性の多くは、仕事を持って、そこで目標を実現することも人生の一つの目標ではないでしょうか。それが、また彼女や家族を大切に思う原動力となるのです。
ただ…女性は今まで優先してくれていた自分との時間が優先されなくなることに不満を感じることも多いでしょう。
彼の心が離れてしまったのかと、不安になってくるのです。寂しそうな彼女と、仕事での成長。この二つで葛藤する男性は多いでしょう。
ここで頑張れば、社会の中でまた一つ成功体験ができる、成長できる、でも彼女にはそれが伝わらない。そうして、彼女を不幸にするのであれば、別れよう。と別れを決意するパターンです。
A自分はもういらないと感じたから
男性は女の子を守らなくてはならない、必要とされなくてはならない。こんな信念をもっている男性は多いでしょう。
始めは、自分を頼って、慕ってくれていた彼女も、だんだんと自律的になって、1人で物事を解決出来るようになってしまう。そんな風に、だんだんと成長していく彼女も多いはずです。
ただ、そうすると、このタイプの男性としては「自分の出番が無い」ような、「存在意味が無い」ような気持ちになってしまうということがあるのです。
自分がいなくても、彼女は1人で生きていける…そう感じた時に別れを決意するパターンです。
B依存する彼女に疲れてしまったから
人によっては、彼ができると、今まで自分で出来ていたようなことすら彼に甘えてやってもらおう、とするタイプの女性もいるでしょう。
1人では、何も決められず、何でも彼に決めてもらおうとするのです。彼が好きだから、彼に合わせていると思っているのかもしれませんが、彼の目には「自分がない」と映ります。
自分に寄りかかり、何でも自分に従う彼女。始めは、自分を好きでいてくれるからだ、と感じられても、だんだんうっとうしくなってきます。
自分で決めない、ということは、何かあった時にも「決めた人のせい」と人任せにするので、彼は頼られっぱなしの彼女に疲れて別れを決意するのです。
C社会人としての常識がなく誰にも紹介できないから
現在は、社会で活躍する女性はたくさんいます。でも、女性よりも男性の方が社会性を重んじる傾向はまだまだ強いのではないでしょうか。
社会的な常識がある彼女か、そうじゃないかは、大きな問題と捉える男性は多いようです。自分の友人や、会社の人と会って、失礼な態度をとらないだろうか?
自分の立場や、相手のことを理解して、臨機応変に振舞ってくれるだろうか?彼が結婚を考えているなら、この辺はしっかりと見ているでしょう。
立場が分からず、砕けた口調になりすぎたり、二人の時だけのように甘えてきたり、相手の立場を考慮せず、失礼なことを言ったりと、社会性があまりにもないと感じた時、別れを決意することも多いようです。
D感情で物事を決めるから
男性は、論理的に物事を考える傾向が強いのに対し、女性は自分の感情を感じ取るのが得意な傾向が強いと言えます。
そんな女性の中には、自分の感じている感情が、物事を判断する基準になってしまっている人がいます。
例えば、「私が嫌だと言っているんだから、あなたの考えは間違っているのよ!」と言うように、事実かどうかを客観的に判断するのではなく、自分の感じ方こそが真実の全て、というようになってしまっています。
なので、突然理由もなく、「嫌なものは嫌なの!!」「生理的に無理!!」という反応も多くなります。彼としては、彼女の気持ちに振り回される形になるので、疲れて別れを決意するというパターンになるのです。
E試し行動をするから。信じてもらえないから
彼が私を本当に愛しているのか、自信がない。信じられない。こんな不安を抱く女性は、きっと多いでしょう。
このような不安や心配を感じた時、彼のことを知らずに試してしまうことがあるのです。
例えば、よく聞くこのフレーズ。「私と仕事、どっちが大事なの?!」これも、彼を試していますよね。試すのは、相手を信頼していない、ということです。
それは、彼にも伝わってしまうので、「信頼させていない」のなら一緒に居られない、ということで、別れを決意するのです。
F女性への幻想が崩れ、現実が見えたから
男性側に、女性を神聖化しすぎて見ている、という場合もあるでしょう。清廉で、従順で、か弱く、いつでも可愛らしく、大人しく、きれい好き…。
なんて、幻想を男性側が抱いている場合、現実の生活を見たら、幻滅してしまった。ということもあるようです。
自分をあまりにも良く見せようとして始まった恋愛だと、ありのままの自分が出せずに苦しむことになるのかもしれませんね。
G価値観があまりにも違いすぎるから
一緒にいる時間が長くなるほど、相手の価値観と自分の価値観が共通しているかどうかは、大きな問題となります。
あまりにもかけ離れた価値観の者同志だと、常にどちらかが我慢することになるでしょう。どちらの価値観を優先させるか、次第にお互いを自分に合わせようとコントロールし合うようなことも出てくるかもしれません。
そのため、だんだんとストレスが溜まってくるのです。お互いにストレスが溜まってきた時に、別れを決意するというパターンです。
H自分のことしか考えてないから
男性は、女性が困っていたら何でもしてくれるものだ。男性は、私の為に尽くしてくれるものだ。
こんな風に思っている女性は、付き合いが長くなってくると、だんだん何かをしてもらっても、「やってもらって当たり前」という態度になってくることがあります。
彼も、好きな彼女のわがままを始めは可愛らしく思えても、自分の欲求のことしか考えていないような態度を取られれば、恋する気持ちも冷めてしまうものです。
わがままが過ぎる態度や、横柄な態度にうんざりして別れを決意する、ということもあるでしょう。
I体裁ばかり気にする彼女にうんざりしたから
周りからどう見られるか、ばかりを気にしてしまう女性もいるのではないでしょうか。
彼と一緒にいるところを、誰かに見られて、へんな噂になったらどうしよう…彼の知り合いに、どう思われるか分からないから、彼の仲間とのイベントには参加できない…彼の両親に好かれようと、両親の言いなりになってしまう…自分たち二人の考えや気持ちを尊重するのではなく、周りに合わせてばかりの彼女と居るのがつまらなくなってくるのでしょう。
周りの目ばかり意識する彼女と一緒に居たくない、と別れを決意するパターンです。
by 武田亜季
認定心理カウンセラー
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