よく、人間関係において「第一印象が大事だ!!」って、言いますよね。実は、相手に対する印象は、とても早く固定化されてしまうものなのです。そして、一度印象が固まると、相手に対しての見方を変えることが、とても難しくなります。心理学では、初対面から3回会うまでに、相手の印象がほぼ固定されてしまうという理論のことを『スリーセット理論』と言います。今日は、この理論を踏まえて、3回目までに相手に好印象を与えることについて考えてみたいと思います。
1回目(初対面)
ほとんどの印象は、初対面で決まります。何から印象付けられるかというと、相手の外見から、五感で感じ印象が決まります。
まず「視覚」からの情報です。つまり、見た目はとても重要なのです。
髪型や服装、表情やふるまい方など、目から入る情報は、膨大です。見た目をきちんとしておくことは、とても重要です。
次に「聴覚」からの情報です。声の使い方に気を付けましょう。
心地よく響く声のトーン、話すペースに気を付けましょう。言葉の選び方も重要なポイントです。
その他、話しの内容や、全体の雰囲気などを感じ取って、第一印象となります。
2回目
相手と2回目に会った時、第一印象は正しかったかどうかを確認をします。
1回目の出会いの時に失敗したと思うのであれば、ここで挽回しておきたいところです。
1回目より2回目の方が印象良くなることで、ギャップが生まれ、1回目の印象が書き換わることもあるでしょう。
3回目
2回目に会った時の印象を再度確認します。
そして、ほぼこの3回で相手への印象を決めると言われています。
2回目よりも変わりずらいようですが、まだ挽回のチャンスがあります。
相手のことを尊重し、最善を尽くしましょう。
回を重ねるごとに、相手の印象は固定化され、なかなか覆りませんから、のんびりしすぎると、関係性を発展させるのは苦労するでしょう。
by 武田亜季
認定心理カウンセラー
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