「こんなに私のことを分かってくれる人はいない!!」と思って付き合ったのに、最近はすれ違ってばかり…。
もう、私に興味がなくなってしまったのかもしれない…。こんな悩みを抱えている人もいることでしょう。
どんな理由ですれ違いは起こってしまうのか?どうすればよいのか?考えてみたいと思います。
「言葉」の意味まで考えよう
彼と心がすれ違っているように感じてしまう理由は、様々でしょうが、原因の一つに「言葉」の限界が挙げられるでしょう。
私たちが誰かと考えや気持ちを共有しようとするとき、大部分を「言葉」に頼ってコミュニケーションしています。でも、残念ながら言葉は万能ではありません。
すれ違わないようにしっかりコミュニケーションをとりましょう!というのは当然のこととして、そこで使われる「言葉」にも、もう少し注意を向けると良いでしょう。
同じ言葉でも、一人ひとり捉え方が違っていたり、異なる意味づけをしている場合があるからです。
例えば、「近いうちに一緒に出掛けよう」という言葉、近いうちとはどの程度の範囲を指すのでしょう。きっと、2〜3日と考える人もいれば、数ヶ月以内ととらえる人もいるはずです。
相手の言葉の意味が、自分と同じであると思い込まないことが、すれ違いを無くしていく手助けになるでしょう。
主語を入れて会話をしよう
日本語は、主語が無くても会話が成立する言語です。会話の中でいちいち「私は」とか、「あなたは」など丁寧に主語を入れながら話をしない人も多くなっています。
そのことが、すれ違いを引き起こしてしまうことがあるようです。主語を抜いて話し合っていたために、誰の何の話なのかが実は食い違って理解していた!ということが起きてしまうのです。
大事な話のときは、もう少し主語を意識した話し方を心がけると良いかもしれません。
「気持ち」の面倒は本人がするもの
男女で起こるすれ違いで最も多いのは、自分の不安定な気持ちを、パートナーに何とかしてもらおうという「甘え」から起こるパターンでしょう。
心の距離が近くなると、相手に求める要求は大きくなる人が多いのですが、「気持ち」の面倒まで見てもらおうとする人は、相手とのすれ違いのリスクが高くなります。
例えば、イライラを彼女にぶつけ、機嫌を取ってもらおうとする彼。
彼に会えず寂しく不安な気持ちを、泣いて彼に罪悪感を持たせ、反省してもらおうとする彼女。
などなど。
無意識の行動なのですが、相手を思いやる気持ちが見られなくなり、すれ違ってしまうようになります。
「気持ち」の面倒は本人がするものなんだ、という意識同士のカップルは、すれ違いが少なく良い関係を継続していくことでしょう。
by 武田亜季
認定心理カウンセラー
いいね!しよう 健康美人の最新・注目記事をお届けします