うつ病Part2

ココロ2019.02.18(Mon) 22:00

うつ病Part2

家族や友達など身近な人が「うつ病」なってしまったら、どう関わればいいのか?ただ落ち込むことは、何の解決にもなりません。心理カウンセラーが効果的なサポートの仕方をご紹介します。

「うつ病」の人には、どう関わればいい?

うつ状態の人は、自分に自信を失っています。

そして、マイナスの気持ちや考えが、心の中にいっぱいになってしまい、自分で整理することが出来なくなっているのです。

そこで、第一によく話を聞いてあげることが大切です。

話を聞いていると、あなた自身の考えを言いたくなると思います。

そんな時も、ここではまず、相手の思いをそのまま受け入れてあげましょう。

「そっかぁ。○○が本当に嫌だったんだね。」といった感じです。

相手の話に興味を持って聞いてあげて下さい。

「うつ」の人には、どう関わればいい?A

そして、第二に、激励する事は避けましょう。

うつ病というのは責任感が強く、几帳面な方がかかりやすいとされます。

激励されればされただけ、「頑張らなければ」と思ってしまうんです。

それは、病状を悪化させる事があります。

必要なのは本人の愚痴を充分に聴き、ゆっくりと休養を取ってもらうことです。

気分転換も、効果的ではあります。

ただ、気分転換の方法には気を使いましょう。

かえって緊張する場面になってしまったり、気を使わせたりしないように注意しましょう。

「あなたに特別に気を使っていますよ」というメッセージも、相手にプレッシャーになるものです。

気を遣いすぎず、ありのまま、そっと傍にいることが、大きなサポートとなります。

うつからの回復〜「自分を知る」

うつ病は、自分の弱点や課題を「ダメなもの」と思い込み、自分を責めてしまうところがあります。

まずは、その思いを充分に吐き出してもらいます。

すると、心が少しずつおだやかになってきます。

そして、「自分を知る」。誰にでも得意なこと、不得意なことがあります。

出来ない事を潔く認めることは大切なことなんです。

決して、恥ずかしいことではないんです。

自分を認めた上で、少しずつ努力していくのです。

不得意なことを認めると同時に、得意なことを評価することが大切なことなんです。

認知がゆがんでいると、自分が出来ることを大したことではない、と思い込みやすく、出来ない事ばかりがきになるものです。

自分では大したことではない!!と思っているかもしれませんが、それは大したことなんです!

うつからの回復〜「自分を第三者の目で眺める」

自分を第三者の目で眺めてみましょう。

ただ、前向きに考えればいいというものではないのです。

それだと、自分の中にある「不満」「心配」などが行き場をなくし、かえってうつの原因になってしまうのです。

だからといって、ただ落ち込むことは、何の解決にもなりません。

自分の失敗や欠点には、ちゃんと向き合う必要があります。

出来ていることにしてしまったり、隠してしまうと、結局はそれが一番の不安、恐れの原因になっていきます。

うつから脱出する考え方とは!?

つまり、うつから脱出する考え方とは!?

出来ないことを自分で認める。そして、出来ることも認めてあげる。

自分を丸ごと責めるのではなく、反省すべき点のみ、明るく反省する。

楽な気持ちで教えをこう。

その中で、一歩づつ努力を重ねていくことが大事なんです。

うつ病Part2|健康美人
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武田亜季

by 武田亜季

認定心理カウンセラー