血とは
血とは脈管中に循環している赤い液体で、気や水と同じように人を構成する基本の要素のひとつです。血は体のいたるところに流れて栄養と酸素を運び、それぞれの機能を潤滑にさせる働きがありますが、精神の安定にも関わりが深いので、血が不足すると貧血やめまいを起こすだけでなく、不眠や動悸、物忘れといった症状が出ることもあります。
血が不足すると
血が充分にあれば顔色や肌、髪の毛にもツヤがでますが、不足すると全身を滋養する力が足りなくなり、ツヤは失われ、黄味がかって乾燥した肌になり、爪も割れやすくなり、髪はパサついてきます。 手足がしびれることもあるでしょう。また、長期の出血なども血虚を引き起こし、ひどくなれば精神障害にも発展します。
血虚の原因
血は飲食物や水分、腎(じん)に蓄えられている精(せい)という物質から作られているとされます。胃腸の機能が弱いと良質の血液を作ることができないので、血虚の原因が栄養不足や胃腸虚弱という人が多いのです。
血虚の症状
血虚タイプはイライラや不安、熟睡できないといった症状が出やすいので、十分な睡眠を確保することが大切です。オーバーワークも血液を消耗するので、働きすぎにも注意です。女性は一生血にまつわるトラブルも多く、生理で毎月の出血もあるので、とくに30歳を過ぎたら血を日頃から補うことが大切です。
血虚におすすめの食材
おすすめの食材はごま(黒ごま)、レバー、なつめ、まぐろ、いか、あさり、牡蠣、ほうれん草、キャベツ、クコの実などです。これらは血液を補い、胃腸を丈夫にして、血液をつくる機能をアップさせてくれます。
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