漢方はどこで買えるか?値段は?どのようなペースで効果が現れるか?など、疑問ばかりで日々の生活に取り入れることを躊躇してしまっている方々に!
漢方ビギナーさんへ
年配の人が飲むものとか、西洋医学では解決できないときに使うもの…なんていう固定観念がなくなりつつある漢方。
しかし、実際にどんな時にいいのか、購入する際にはどこへ行けばいいのか、費用はどのくらいするのかなど疑問が多いのも事実。
今回はそんな漢方ビギナーさんのために素朴な疑問にお答えいたします。
漢方は病気ではなく人を治す
漢方の大きな特徴といえば、証(しょう)にあわせて処方を選ぶ、ということがまず挙げられます。
証とは「その人の体質や現在の体調のこと」。
たとえばダイエットやメタボ対策で有名な「防風通聖散」(ぼうふうつうしょうさん)は、どのようなタイプの肥満にもいいわけではありません。
「防風通聖散」は、暑がりで暴飲暴食が多く、便秘がちな人にオススメですが、全体的にぷよぷよとしていて、水を飲んでも太るようなタイプの肥満には効きません。
このようなタイプには、水分代謝を高めて、だるさを緩和させる「防己黄耆湯」(ぼういおうぎとう)の方がベストチョイスといえるでしょう。
自分と向き合うきっかけをくれる漢方
つまり、誰にでも便秘にバナナが合う訳ではないように、同じダイエット目的であっても、体質が違えば対処法が変わるということです。
漢方では自分の体質やそのときの状態を重視するので、自然と自分に向き合うようになり、自分はどんなタイプなのかを知る良いきっかけにもなります。
漢方の入手先(病院)
実際に漢方を試したいという場合、まずは病院などの医療施設が挙げられます。
病院だと保険診療になるので、薬代も一般の西洋薬と変わらないのがメリットですが、ドクターによって漢方の知識が異なるのがデメリットともいえます。
というのも、実は日本には「漢方医」という決められた資格がなく、2002年以前は、国家試験にも取り上げられることもありませんでした。
現在の医科大学や医学部では漢方の授業は必須ですし、積極的に漢方を勉強・研究する人も増えたので、○○には△△といった診断ではなく、きちんと証にあった処方を考えてくれるドクターをみつけることが大きなポイントとなるでしょう。
漢方の入手先(漢方薬局)
漢方薬局の場合は漢方専門だけあって、漢方の知識や経験が豊富な薬剤師さんが多くおり、カウンセリング重視の相談をしてもらえるのが大きなメリットでしょう。
ただし、漢方薬局の場合は保険が利きません。
ちなみに1日にかかる費用は平均400〜700円になります。
どのくらいの期間をかけて治療できたかを考えると漢方薬局のほうが確実…と考える人もいるようですが、どちらにしても安心して自分を任せられる、信頼できる専門家に出会えるのが一番ですね。
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