更年期障害

カラダ2011.12.09(Fri) 08:00

更年期障害

更年期障害は、女性ホルモンの崩れ,自律神経の乱れから起こり、心身に様々な症状がでます。

人生の転換期に起こる更年期障害

閉経(平均50.5歳)をはさんだ前後10年間を「更年期」といい、女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少します。

そのため女性ホルモンのバランスが崩れ、それにつられて自律神経の働きも乱れて心身に様々な症状が出ます。

起こる症状の種類も程度もさまざまで個人差があり、つらい症状で体調を崩してしまう人もいれば、中にはまったく症状が出ない人もいます。

前者のように、エストロゲンの減少によって現われる不快な症状が出るものを「更年期障害」と呼びます。

また、この時期は子供の独立、両親の介護や死別、夫の定年や経済的な不安など、さまざまな悩みを抱えやすい年代であり、また人生の転換期とも言えます。

更年期障害の症状

症状としては、ほてりやのぼせが代表的ですが、自律神経は心身のさまざまな機能をつかさどっているため多彩な症状が現れます。

発汗・めまい・動悸・肩こり・冷えなどもよく現われる症状です。

またエストロゲンは、骨へのカルシウムの沈着を促して骨を守り、脂質代謝を調整する働きがあるため、エストロゲンの分泌が減る更年期以降は、骨粗鬆症や動脈硬化に対する注意が必要です。

精神面では、無気力・ゆううつ感・不眠・イライラ・食欲不振などが現われますが、これらの症状は更年期障害によるものか、エストロゲンの減少とは関係なく起こる「更年期のうつ」によるものかの見極めが難しいため、専門家の診断が必要です。

更年期障害の治療法

更年期障害の治療には、不足したホルモンを補う「ホルモン補充療法」や漢方薬などがあります。

ホルモン補充療法は、のぼせやほてり・冷えなどの症状の改善に高い効果があります。

若い女性に増えている更年期障害の症状

最近では、20〜30代でも更年期障害と同じような症状を訴える女性が増えています。

通常の更年期障害は、閉経に伴って起こるのですが、若年女性の場合は強いストレスなどが原因で自律神経やホルモンバランスが乱れて更年期障害と同じような症状をきたすものです。

このような場合は、栄養バランスのよい食事や適度な運動をするなどして健康管理をまずしっかり行いましょう。

また趣味を楽しむゆとりをもったり、友人と食事に出かけたりして気分転換をはかりながら上手にストレスを解消し、自律神経の働きやホルモンバランスを整えることが大切です。

更年期障害|健康美人
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松村圭子

by 松村圭子

成城松村クリニック院長