身体にできるニキビ

カラダ2017.08.17(Thu) 22:00

身体にできるニキビ

顔以外の部分にできる身体ニキビ。夏は特に肌の露出が多くなり、背中やデコルテなどは、特に目立ってしまいますね。身体のニキビを予防するためには、日常のケアが大切です。予防法をご紹介します。

悪化しやすく治りにくい身体のニキビ

夏に水着を着たり、露出の多いファッションになるとどうしても気になるのが背中やデコルテのニキビ。

特に背中のニキビは直接目で見えないので見つけにくく、そのため悪化しやすく治りにくいのがツライところ。

身体のニキビは頭皮や首、胸、背中やお尻などにできるもので、皮脂の分泌が多い体の中心線上はニキビができやすい部分です。

身体のニキビの原因

身体のニキビの原因は、シャンプーやリンス、ボディーソープの洗い残し、洗濯洗剤や柔軟剤が肌に合わない場合、ナイロンタオルでの過剰な摩擦や長時間の衣服による刺激などが挙げられます。

お尻のニキビは、ストッキングやガードルが原因になることも。長時間、椅子に座っていると、いすと接する部分に汗をかきやすくなり、汗を放置することによって雑菌が繁殖してニキビができやすくなるのです。

身体のニキビ予防法

身体のニキビを予防するためには、常に身体を清潔に保って汗や皮脂を身体に残さないようにすることが大切。

また、入浴の際には湯船につかって新陳代謝を高めるようにしましょう。身体を洗う順番にも注意が必要です。

まず体を洗ってから洗髪する人が多いようですが、これを逆にして頭→体→顔の順に洗うようにして、体にシャンプーの洗い残しがないようにしましょう。皮脂を取り過ぎるのも良くありません。

ボディーソープは低刺激のマイルドなものを使用するようにしましょう。ナイロンタオルでごしごしこするのも禁物。綿か絹のボディタオル、もしくは手にしっかり石鹸を泡立ててやさしくなでるように洗います。

特にデコルテは皮膚が薄くデリケートな部分なので注意が必要です。

通気性のよいものを選ぼう

背中のニキビは寝汗が原因になることも。寝汗は気づかないうちに思った以上に出ているものです。インナーやパジャマは吸水性の良いものを選ぶようにしましょう。

お尻にニキビができやすい場合は、むれやすいガードルの着用は控えるようにし、ストッキングはタイツタイプではなくガーターベルトで留めるタイプのものにするとかなりむれを防ぐことができます。

ストレスやホルモンバランスの乱れも皮脂の過剰な分泌や皮膚の代謝を滞らせてしまう原因に。規則正しい生活を心がけ、睡眠を充分に摂り、ストレスをうまく発散することも大切です。

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松村圭子

by 松村圭子

成城松村クリニック院長