口の中をよく噛んじゃう…これってなに?口の中を噛んでしまう原因とその対策をご紹介します。
口の中をよく噛んじゃう…
食事をしていて、あやまって舌や頬の粘膜を噛んでしまって、口の中に傷や血腫(血豆)を作ってしまうことがあります。
深く切れると口が血だらけになったり、傷が歯とすれて痛みを伴ったり。
口の中の傷は比較的治りやすいものですが、癖になって何度も同じところを噛んでいると、次第に治りにくくなります。
口の中を噛んじゃう原因
口の中を噛んでしまう原因には、食べ方に問題があることがあります。
一度に口の中いっぱいに食べ物をほおばって食べると、口の中の粘膜が歯と近づきやすくなって噛んでしまうのです。
また、テレビを見ながら食べていると、テレビに夢中になってしまって注意力が散漫になり、噛んでしまうこともあります。
肥満の場合も、舌、頬の粘膜、唇などが入り込んで噛みやすくなってしまいます。
また、口の中に問題があることもあります。
被せ物や入れ歯が合わない、歯並びが悪いなどの原因で噛み合わせが悪くなって、口の中を噛んでしまうことも。
口の中を噛んでしまったら
口の中を噛んでしまったら、まずはうがい薬でうがいをして口の中を清潔にしましょう。
うがい薬がなければ食塩水やお茶でもよいでしょう。
また、香辛料などの刺激物は控えるようにします。多くの場合はこのような処置によって、数日で自然に治ります。
口の中を噛まないために
口の中を噛まないようにするためには、食べ方に注意することが必要。
まずは、一度に口に入れる量を少しずつにし、落ち着いてゆっくり食べることに集中するようにします。
また、片方の歯で噛む癖のある人は、左右の歯でバランス良く噛むようにしましょう。
以前に比べて太ってしまった場合は、ダイエットをして体重を減らすことが大切。
噛み合わせの問題など、口の中に問題があって噛んでしまう人は、歯科医師に診てもらうとよいでしょう。
また、原因がよくわからないけれど口の中をよく噛んでしまう人も、一度歯科医師にチェックしてもらっても。
by 松村圭子
成城松村クリニック院長
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