「セックスしても、いつもイクふりで終わってしまう…」「セックスでオーガズムに達したことがない…」「満足しているのは彼だけ…」。もしかして自分は”不感症“なのでは?と悩んでいませんか?
不感症とは?
「セックスしても、いつもイクふりで終わってしまう…」「セックスでオーガズムに達したことがない…」「満足しているのは彼だけ…」。もしかして自分は”不感症“なのでは?と密かに悩みを抱えている女性は少なくありません。 そもそも不感症とは、一般的には性的な刺激に対して興奮を覚えることができない、セックスで快感を覚えることができない状態を言います。オーガズムを得られない自分は不感症だと思い込んでいる人もいますが、元々女性の場合は、オーガズムに達するとどうなる、という明確な定義が難しく、男性のように射精という快感をもたらすはっきりとした現象もありません。つまり、「不感症」というのはあいまいな病名で、そのボーダーラインもはっきりしないのです。
オーガズムを得られているのは10人に一人
実際、あるアンケート調査では、セックスで満足し、オーガズムを得られているか?という質問に対して、毎回得られると回答した女性は10人に一人という結果になりました。 実に、感じていない人の方が多いということになります。また、ある別のアンケートでは、85%の女性が”感じたふり“”イッたふり“をしたことがあるという、男性にとってはショックな結果も。
オーガズムはリラクゼーションありき
“オーガズムを得られない=不感症”とは一概に言えないわけです。では、なぜ感じにくい状態になってしまうのでしょうか?女性の場合はとくに、精神的な要因が潜んでいることが多いようです。 例えば、「感じなければ」と自分にプレッシャーをかけてしまって焦ったり、緊張してしまったり。オーガズムはリラクゼーションありきです。体の力を抜き、身も心も任せてリラックスすることが大切です。
自分の快感の感覚に集中
セックスの最中に、「変な顔になっていないかな」「かわいい喘ぎ声を出さなきゃ」など相手に見られていることに意識が向かうと、感じにくくなってしまいます。自分の快感の感覚に集中しましょう。 快感スポットを知ることもポイントです。どこをどう刺激されると気持ちがよいのか、どの角度が感じるのかなど二人で探り当てていくのもよいでしょう。自分と相手にとって十分に楽しめるセックスを二人で作っていくことが大切です。自分は不感症だと決めつけることはないのです。
by 松村圭子
成城松村クリニック院長
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