歌が上手くなる方法

カラダ2016.10.15(Sat) 22:00

歌が上手くなる方法

「もっと歌うのが上手になりたい!」「歌が上手くなるためのコツが知りたい!」「歌唱力をアップさせたい!」自分の思うように歌えたら、歌うのがもっと楽しくなりますよね。『歌が上手くなる方法』をご紹介します。

声を出すためのカラダ作りで歌が上手になる

歌を歌う時は、まずリラックスすることが大切。リラックスした状態が最も声が響くと言われています。

まずは、準備体操としてストレッチを行いましょう。首を左右、前後に倒したり、回したりして首の筋肉をよくほぐします。

次に、手首や足首、肩などの関節をしっかり回しましょう。最後に手を組んで上に伸ばし、背中を思いっきり伸ばします。吐く息を意識して行うとよいでしょう。

安定した発声には腹式呼吸

安定した発声ができるようになるためには、腹式呼吸を身につけることが大切。

まず、脚を肩幅に開いて背筋を伸ばし、手を腰に当てて、お腹を少しずつ凹ませながら、ゆっくり最後まで息を吐き切ります。

次に、お腹を膨らませながら息を吸うようにします。できるだけ長く細く行うのがポイント。時間のあるときにでも、毎日10回程度繰り返すとよいでしょう。

喉を開く

実際に声を出す際に重要なのが、「喉を開く」こと。リラックスした状態で発声するためには、喉を開くことが大切です。

喉を開くとは、軟口蓋(上あごの後ろの部分)を引き上げ、喉仏を引き下げるようにすることです。イメージ的には「喉を上下に開く」感じで、わかりやすく言えば、あくびをしているときの状態です。

口を縦に大きく開け、口角を上げて、舌を口の下面につけるようにします。感覚をつかむまでは難しいかも知れませんが、繰り返し練習して、体に覚え込ませましょう。

口角が下がったり、眉間にしわが寄ったりすると、喉が力んでしまうので注意が必要です。慣れてきたら、腹式呼吸と同時に行うとよいでしょう。

低い音から徐々に音程を上げて発声練習

実際に声を出して発声練習する時は、低い音から徐々に音程を上げるようにします。

まずは、「あっ、あっ」と音を短く切るスタッカートで歯切れよく、次に「あー、あー」と長く伸ばすロングトーンで息を吐き切ります。体の力を抜いて繰り返しましょう。

音感を鍛えよう

音感を鍛えることも大切です。まずは、自分が歌いたい曲を何度もじっくり聴いてみましょう。

メロディや楽器の音などできるだけ集中して聴き取り、次に実際に声に出して歌ってみます。手拍子したり体を動かしながら歌うと、リズム感も鍛えられます。

ハモれる曲があるなら、両方のパートを歌えるように練習してみてもよいでしょう。自分の思うように歌えたら、歌うのがもっと楽しくなります。毎日少しずつでもトレーニングを続けていきましょう。

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松村圭子

by 松村圭子

成城松村クリニック院長