日ごとに日差しが強くなるこの時期は、日焼けやシミ、くすみなど「肌トラブル」が続出しがちなシーズンです。紫外線は日焼けやシミの原因となるだけでなく、長年蓄積されると肌老化を引き起こしてしまいます。大切な肌を守る『美白ケア』をご紹介しましょう。
透明な白肌を守りぬくために
日ごとに日差しが強くなるこの時期は、日焼けやシミ、くすみなど肌トラブルが続出しがちなシーズンです。透明な白肌を守りぬくためには、正しいスキンケアやシーンごとの日焼け対策が必須です。
朝のスキンケアで大切なのは、「美白ケア」と「紫外線予防ケア」。美白成分の浸透を高めるためにも、洗顔は念入りに。古い角質や過剰な皮脂をしっかり落としましょう。
お出かけ前のケア
日中のお肌は思ったよりも乾燥するので、化粧水でしっかり潤いを補給したら、美白クリームか乳液をつけます。そして、日焼け止めやUVカット効果のある下地、ファンデーション、パウダーなどでしっかり肌をガードします。
日焼け止めの適量は、1cuあたり2rが理想。顔に塗る場合は、リキッドタイプなら1円玉2枚分、クリームタイプならパール2粒分です。体に塗る場合は、シートタイプやスプレータイプを使ってみてもよいでしょう。
UVAとUVBの違い
地上に届く紫外線には、UVAとUVBがありますが、肌の奥深くまで到達し、じわじわと肌老化を引き起こすのはUVAです。
またUVAは、窓ガラスを通して入ってくるので室内でも注意が必要です。日焼け止め効果には、UVAの防御力を示すPAと、UVBの防御力を示すSPFがありますが、夏場の普段使いなら、SPF20〜30、PA++程度、海や山など紫外線の強い場所に行く場合はSPF50、PA+++くらいが目安になります。
涼しい高原リゾートだと、つい油断してしまいがちですが、標高が高くなるごとに紫外線量も増加するので注意が必要です。
こまめな塗り直しがポイント
汗をかいたらUVカット効果は落ちてしまうので、まめに塗りなおすようにしましょう。海岸リゾートでのビーチパラソルの中でも油断は大敵。
直射日光はビーチパラソルで防ぐことはできますが、水平方向から入ってくる紫外線は防ぎきれません。パラソルの中でも、幅広のつばの付いた帽子、サングラスが必要です。
日焼け止めは、手や足の甲、うなじや耳の後ろなども忘れず塗るようにしましょう。
帰宅後のケア
夜のケアで大切なことは、帰宅したらなるべく早くメイクをオフすること。日焼け止めが残ったままだと肌荒れを起こすことがあるので、しっかり落とすようにします。
また、紫外線は肌を乾燥させるので、しっかり保湿することも大切。肌を鎮静させる成分や美白成分の入ったマスクをしてもよいでしょう。
トマトで美肌
夕食には抗酸化作用のある野菜をしっかり摂るようにします。特に、トマトに含まれるリコピンは抗酸化作用が強く、美肌効果が期待できるのです。
トマトを夜食べておけば、翌朝の紫外線にさらされる頃までにリコピンがお肌に届いてくれるでしょう。リコピンは、完熟したトマトに多く含まれるので、真っ赤なトマトを選ぶとよいでしょう。
by 松村圭子
成城松村クリニック院長
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