ニキビ跡に悩んでいませんか?『跡の原因』『跡を残さない方法』『跡を作らないための生活習慣』『跡を薄くする方法・改善策』などニキビ跡を治すためのポイントをご紹介します。スキンケアを正しくおこない『美肌』を手に入れましょう!
跡はなぜできる?
ニキビ跡とは、ニキビの症状が治まった後に残る赤みや色素沈着、肌の表面に凹凸ができてクレーターのようになった状態のこと。
ニキビが炎症を起こし化膿してしまうと、炎症が治まった後に色素沈着を起こして茶色っぽいシミができてしまうことがあります。
この「炎症後色素沈着」はすぐには消えないことが多く、通常3〜6か月くらいで徐々に薄くなっていきます。クレーターは、ニキビの炎症が肌の奥の真皮にまで広がってしまい、皮膚組織が損傷を受けて破壊されてしまった状態。
自分でニキビを潰したときも損傷が広がってしまい、ニキビ跡の原因になることがあるので注意が必要です。
跡を作らないためにはニキビを悪化させない
ニキビは、毛穴の中で皮脂が過剰に分泌されたあと、毛穴が詰まると皮脂にアクネ菌などの細菌が繁殖して炎症を起こしてできるのですが、さらに悪化すると化膿してしまい、ニキビ跡が残る可能性が高くなってしまいます。ニキビを悪化させないためには、まず皮脂の過剰な分泌を抑えることが大切。
跡を作らないための生活習慣
過度なストレスは、皮脂腺の働きを活発にして皮脂の分泌を促してしまうので注意が必要です。栄養バランスの取れた食生活も大切です。
皮脂の分泌を抑えるビタミンB2,ビタミンC、肌の原料となるたんぱく質を十分に摂るようにしましょう。特に、ビタミンCは、真皮のコラーゲンの産生を促し、毛穴を引き締める効果もあるので、意識してしっかり摂るようにします。
また、紫外線を浴びると皮脂が酸化されてしまい、炎症が悪化してしまうので、毎日の紫外線対策はまめに行うようにしましょう。
ニキビができると気になって触ってしまいがちですが、クレーターを予防するためには潰したりしないことが重要です。化膿してしまったら早めに皮膚科を受診して適切な処置を受けましょう。
出来てしまったニキビ跡の凹凸を直す方法・薄くする方法・改善策
ニキビが悪化して跡になると、一生残ってしまうこともあるので、早めの対策が大切。色素沈着対策では、抗酸化作用や抗炎症作用のあるビタミンC配合のコスメが有効です。
ローションや美容液などで、日常のスキンケアに取り入れてみるとよいでしょう。クレーターを改善するには、真皮へのケアが必要になってきます。
真皮へ十分な酸素や栄養素を届けて真皮の再生を促すために、血行を促すことが大切。ニキビ跡改善にも、血行を悪くする冷えは大敵なのです。なるべく体を冷やさないように注意しましょう。
また、ニキビ跡の予防同様、栄養バランスの取れた食生活も大切です。医療機関でのニキビ跡ケアでは、イオン導入がおススメ。
これは、微弱な電流を用いてビタミンCなどの有効成分を皮膚の深部まで届ける治療で、ニキビ跡の色素沈着やクレーターの改善だけでなく、ニキビの予防にも効果が期待できます。
by 松村圭子
成城松村クリニック院長
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