やらなければいけない「勉強」や「仕事」となると、つい気が散って「集中できない」ということはありませんか?なぜ人は集中力が切れしまうのでしょうか?ここぞという時『集中力を高める方法』をご紹介します。
集中力って何?
やらなければいけない勉強や仕事となると、つい気が散って集中できないということは誰しもが経験したことがあるでしょう。
そうかと思うと、普段、2時間はかかる仕事なのに、没頭して1時間でできてしまったり、部屋の片づけを始めたら夢中になって一気にやってしまったりと、集中することによって普段の能力以上の力を発揮することも。
「集中力」とは、心身ともにひとつのことに力を傾けることです。誰もが持つ能力であり、特別な才能ではありません。
脳は場所によって記憶、計算、見る、聞くなど担う機能が異なりますが、集中している時は、脳は集中している対象への機能をフル活動させ、他の機能を必要最低限に抑え込んでいるのです。
このように、集中したい機能にパワーを注ぎ、一点集中することによって、普段以上の能力が発揮されるのです。
なぜ人は集中力が切れるの?
集中している最中に電話が鳴ったり、メールが入ったり、周囲の音が気になったり…。こうしたさまざまな邪魔が入ることによって、集中力は簡単に崩れてしまいます。
慣れや疲れが集中力のさまたげになることも。また、自分に関係のあることや興味のある話、友人の声などを聞くと、集中していても脳が勝手に反応してしまい、集中力が途切れてしまうのです。
ここぞというときの集中力の高め方
集中力を高めるには、周囲の環境を整えることが大切。自分の興味のあるものなどがあると気が散ってしまうので、周囲に置かないようにしましょう。
少し体を動かしたり深呼吸をしたりしてリラックスし、脳を集中できる状態にします。集中力を持続させるためには達成しやすい目標をかかげるのも効果的です。
「あと1時間でここまでやろう」など小刻みな目標を立てましょう。高すぎる目標やあまりに抽象的すぎる目標では逆効果です。
また、「あと30分がんばったらケーキを食べよう」「達成できたら欲しかったワンピースを買おう」など自分へのごほうびをかかげるのもよいでしょう。
これらの目標は、紙に書いて目につくところに貼っておくと、見るたびにモチベーションが維持できるのでさらに効果的です。
香りの活用法
集中力を維持するためにはアロマテラピーを取り入れてみても。香りが脳の集中力をつかさどる部分を活性化するため集中力がアップすると言われているのです。
効果的な香りは、レモンやペパーミント、ユーカリ、レモングラスなど。自分の好きな香りを見つけて集中力アップに活かしていくとよいでしょう。
by 松村圭子
成城松村クリニック院長
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