二重のぱっちりした大きな目は、女性なら誰もが憧れるものですね。目元は顔の印象を左右するパーツ。一重の細い目は目つきが悪く見えたり、きつい印象を与えてしまうことも。重たい印象の一重まぶたをすっきりとした二重にしたい人のために、「二重にするマッサージ」などがネット上でも紹介されていますが、本当に効果があるのでしょうか?
「二重にするマッサージ」は本当に効果があるの?
答えはNo。基本的に、一重まぶたと二重まぶたは構造が異なるので、一重まぶたの人がマッサージなどで二重まぶたになるのは通常考えられないことです。
もしそうなった場合は、もともと二重だったまぶたが、慢性的なむくみでまぶたが厚くなって一重になっていたのが、毎日マッサージをやり続けることでまぶたのむくみが改善されて二重になった場合です。
むくみを改善してすっきりとした目元に
一重を二重にするのはムリでも、むくみを改善してすっきりとした目元にすることは可能です。
ここでは、簡単にできるマッサージ法をご紹介しましょう。
@首の血流を促す…まず、首の血流の滞りを解消しておくことで、その後に目元のマッサージをした際、老廃物や水分がスムースに排出されやすくなります。
首の付け根の脈打つ部分の約1p外側に、人差し指、中指、薬指の3本をそろえて当て、鎖骨に向かってなでるようにして下ろします。左右10回ずつ行いましょう。
Aまぶたの血流を促す…3本の指をそろえて目頭にあて、まぶたにそって耳の穴に向かって軽く押します。少しずつラインを上にずらしながら、5〜7回程度繰り返しましょう。
B目の下の血流を促す…3本の指を目頭にあて、目の下にそって耳の穴に向かって軽く押していきます。少しずつラインを下にずらしながら、5〜7回程度繰り返します。
C眉まわりの筋肉をきたえる…眉まわりの筋肉が老化して垂れ下がってくると、目もふさがり気味に。眉を押し上げて刺激すると、目元がはっきりします。
まず、眉頭を親指、人差し指、中指でつまみ、眉尻に向かって移動させてほぐします。次に、眉頭の下に親指をあてて、目のくぼみに沿って眉尻に向かってプッシュします。それぞれ3回ずつ行いましょう。
目元は皮膚が薄く、とてもデリケート。強くこすったり引っ張ったりすると、しわ、たるみ、しみの原因になってしまいます。日々のケアはやさしく行うことが大切です。
by 松村圭子
成城松村クリニック院長
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