新しい環境にドキドキわくわくした4月が終わり、ゴールデンウィークがあけると「からだが重い」「なんだかゆううつ」「やる気がでない」etc…これがいわゆる「五月病」です。
五月病とは
進学、就職、配置転換などによる環境の変化で緊張状態が続くと、徐々にストレスや疲れがたまってココロとカラダに様々な不調が起こりやすくなります。
放置していると、五月病からうつ病になることもあるので注意が必要です。ストレス社会の現代、誰でも五月病になる可能性があるのです。
@朝日を浴びる
“幸せホルモン”とも呼ばれる神経伝達物質の「セロトニン」の分泌が低下すると、うつ状態を招いてしまうことがあります。
セロトニンの分泌を促すためには、朝起きて日光を浴びるのが効果的。朝にしっかりセロトニンが分泌されると、約15時間後には眠りを誘う「メラトニン」という物質が分泌されて眠気がもよおされます。
休日もなるべく決まった時間に起きるようにして、生活リズムを崩さないよう心がけましょう。
Aリフレッシュする
ストレス社会の現代、完全にストレスをなくすことはできませんが、適度に休息をとったり、運動したり、読書や音楽鑑賞など趣味に打ち込むことで、ストレスをためないようにすることは可能です。
また、ウォーキングやサイクリングなど規則的なリズムを持った運動はセロトニンの分泌を高めてくれます。自分なりの気分転換法を身に着けるようにしてみましょう。
Bひとりで悩みを抱え込まない
悩みはひとりで抱え込まず、家族や友人など周囲の信頼できる人に相談してみましょう。
話を聞いてもらって心の荷物を少し下ろすと、気持ちも軽くなってくるかもしれません。
C完璧主義をやめる
何事も「完璧にやらねば」という思考は、気づかぬうち心に負担をかけて、疲弊してしまうことも。「100点でなくてもいい」「8割できればそれでよし」と考えてみましょう。
五月病の多くは時間の経過とともに改善することが多く、時間が解決してくれるもの。ただし、症状がひどくなったり長引く場合は、ひとりで悩まずメンタルクリニックを受診して相談してみましょう。
by 松村圭子
成城松村クリニック院長
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