筋トレで起こる変化

カラダ2022.07.14(Thu) 18:00

筋トレで起こる変化

筋肉をアップすれば、体のラインが整うだけでなく、太りにくく疲れにくい体になることができます。ここでは、筋肉を鍛えることで起こる体の変化についてご紹介しましょう。

その@血行促進

筋肉のポンプ作用で血管が収縮・拡張し、血行が促されます。

血行が良くなると、冷えやむくみの改善につながり、疲れにくくなります。肌へも十分に酸素と栄養が行き渡り、若返り効果も。

そのA“やせホルモン”の分泌

筋トレを行うと、成長ホルモンが分泌され、脂肪の燃焼を助けてくれます。

また、筋肉から分泌される「IL-6」というホルモンは、周囲の脂肪細胞に働きかけて、脂肪の分解を促す作用があり、リバウンドしにくい体をつくってくれます。

そのB脳の活性化

以前は、脳の神経細胞は成人では増加しないと考えられていましたが、成人でも運動することによって増加することがわかってきました。

運動をすると、認知機能を司る前頭前野という部分の一部が活性化され、判断能力などの認知機能が高まることがわかりました。

そのC筋肉量が増える

個人差はあるものの、実は、筋肉は30代以降、徐々に減っていき、筋力も衰えていく一方です。

ちなみに、筋肉痛が起こるのは、鍛えてダメージを与えられた筋肉が修復・強化されているひとつのサイン。

筋肉痛とは無縁、という人は要注意です。

筋肉が着々と減っているかもしれません。「動くのがおっくう」と普段から感じている人も、筋力が落ちてきている可能性があります。

筋トレは筋肉や筋力の低下を防ぎ、鍛えた部分の筋肉が増えると引き締まります。

また、筋肉が増えれば増えるほど、エネルギー消費量が増加し、太りにくい体になります。

筋トレは何歳から始めても、筋力アップの効果はあります。

筋力がアップすれば、日常の動作も楽になり、筋トレ自体も楽にできるようになります。

そうなったら、回数やメニューを増やすなど、負荷を増やすようにするとよいでしょう。

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松村圭子

by 松村圭子

成城松村クリニック院長