体脂肪がつかない生活習慣

カラダ2022.09.29(Thu) 18:00

体脂肪がつかない生活習慣

“美容の大敵”とついつい敵視しがちな体脂肪ですが、この体脂肪は、日々の食生活や睡眠など生活習慣によって増減することが、様々な医学研究によって明らかにされています。ここでは、体脂肪がつかない生活習慣についてご紹介しましょう。

@睡眠

睡眠時間が少ないと、食欲を促すホルモン「グレリン」の分泌が増加し、食欲を抑制するホルモン「レプチン」が減って、肥満につながってしまいます。

スタンフォード大学の研究では、5時間眠る人は8時間眠る人と比較して、血中のグレリンが14.9%も高く、レプチンは15.5%も低くなっていることがわかりました。

また、肥満女性における、食事制限の効果と睡眠の関係を調べたカナダの研究では、睡眠時間が長く、良質な睡眠をとっているほど体脂肪の減少率が高かったという結果がでました。

つまり、長く深く眠るほどやせやすいというわけです。

A日頃の活動量

余分な体脂肪をつけないためには、運動以外の日々の活動量を多くすることが大切。

長期間にわたって調べたイギリスの研究でも、活動量の多い女性ほど体脂肪がつきにくいという結果が出ました。

定期的な運動ができればベストですが、日常生活での動作を活発にするだけでも、体脂肪の増加を防ぐことはできるのです。

Bストレス

ストレスがたまると、ついついジャンクフードや甘いスイーツなどに手が伸びてしまう、という人は少なくありません。特に女性は、ストレスのはけ口を“食”に求めてしまいがち。

ギリシャでの研究では、筋肉に力を入れた後、一気にゆるめるというリラクゼーション方法を行ったところ、体重減少率が増加したという結果が出ました。

ダイエット成功のカギは、ストレスの解消と言えます。

いかがでしたか?体脂肪をつけないコツは、意外とシンプル。日々の心がけで余分な体脂肪とサヨナラしましょう。

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松村圭子

by 松村圭子

成城松村クリニック院長