日差しが強まり、紫外線が気になる季節がやってきました。山や海に出かけたりと、屋外でのレジャーが楽しい時期でもありますね。
ついうっかり日焼け止めを塗るのを忘れたり、海やプールで日焼け止めが落ちてしまって肌が焼けてしまうことも。
アウトドアだけでなく、日常の生活でも照り付ける太陽のもとを歩いているだけで、紫外線は肌にダメージをもたらします。
ここでは、“肌老化”の大きな原因となる紫外線を無かったことにする方法を3つご紹介しましょう。
パターン@ 冷やす
日焼けをして赤くなっている状態は、炎症を起こして軽いやけどをしているのと同じです。
まずは、冷やして肌の熱を取り、炎症を鎮めることが大切。ビニール袋に氷を入れたものや保冷剤をタオルでくるんで、肌をしっかり冷やしましょう。
パターンA 水分補給
日焼け後の肌は、水分を奪われて乾燥した状態。コットンにたっぷり化粧水を含ませて、やさしく肌になじませます。
ただし、紫外線によるダメージで肌は敏感になっているため、ビタミンCなど美白成分を含むものは刺激になってしまうことがあるので注意が必要です。
低刺激のものを使ってしっかり保湿しましょう。内側からの水分補給も大切。ミネラルウォーターなどで、しっかり水分を補給しましょう。
パターンB 体の内側からのケア
紫外線を浴びると発生する「活性酸素」。この活性酸素がシミやシワなどの肌老化を招く原因です。
浴びてしまった紫外線を無かったことにするには、活性酸素を抑える「抗酸化作用」のある食品を摂取するのが効果的。
抗酸化作用の高いビタミンA、C、Eを含むものを食事やサプリメントで補うとよいでしょう。
また、抗酸化作用が高く、美肌効果が期待できる「アスタキサンチン」や「リコピン」も特におススメの成分です。
アスタキサンチンは、鮭やいくら、蟹などの赤い色素成分で、なかでも、鮭にはアスタキサンチンが豊富に含まれます。
リコピンはトマトに多く含まれる成分。特に完熟したトマトに豊富に含まれ、また加熱することによってもリコピンが増加します。
これらを食卓に取り入れてみるとよいでしょう。肌老化の原因の8割を占めるとも言われる紫外線。体の内側と外側からのケアで、紫外線ダメージを防ぎましょう。
by 松村圭子
成城松村クリニック院長
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