暑くて眠れない、途中で何度も目が覚めるetc…。寝苦しい夏がやってきました。そもそも、なぜ夏は寝苦しいのでしょう?通常は、手足から熱を逃して体温を下げることで眠気がやってくるのですが、夏は高温多湿のため、汗が蒸発しにくくなって体温が下がらずスムースな眠りにつけなくなるのです。ここでは、そんな夏の眠りを快眠にするためのテクニックを6つご紹介しましょう。
パターン@パジャマの着用
ジャージなど部屋着で寝ている人は少なくないようですが、締め付けがなくて肌触りが良く、寝返りがうちやすいパジャマを着て寝るほうが寝つきが良く、ぐっすり眠れるのです。
パターンA入浴
暑いからといってシャワーで済ませるのではなく、夏でもしっかりバスタブにつかることが大切。寝る1〜2時間前に入浴して、少し体温を上げると、体温が下がるとともにスムースに眠りにつくことができます。
パターンB寝室の温度調節
寝室のエアコンは、寝る前からONにしておくのがポイントです。
まず、寝る1時間くらい前から26〜27℃前後に温度設定をして部屋を冷やし、眠りにつくときに28〜29℃に上げます。少し暑く感じるけれど、目が覚めるほどではないというのが適温。
扇風機を天井向きに回転させて、部屋の空気を循環させるとさらに効果的です。
パターンC運動
ぐっすりと眠るには、適度な疲労も必要です。日中はしっかり体を動かすようにしましょう。休息タイムの夜とのメリハリが快眠につながります。
パターンDスマホやパソコンはNG
眠る直前までスマホやパソコンに熱中していると、自律神経の交感神経が刺激されて、脳は活動モードからリラックスモードに切り替わることができません。
せめて寝る1時間前にはやめるようにしましょう。
パターンEアロマ
気分が高ぶって眠れないようなときは、リラックス効果のあるアロマを利用してもよいでしょう。カモミールやラベンダーなどのアロマオイルをティッシュに垂らして枕元に置きます。
ただし、香りには人それぞれ好みがあるので、好きだと思った香りで試してみましょう。質の良い睡眠は、美と健康に不可欠。眠りの環境を改善して、夏の快眠を手に入れましょう!
by 松村圭子
成城松村クリニック院長
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