人生の中で、決断をしなければいけないシーンは多々あるもの。ただ、“決め時”というものがあります。決断しなければいけないときもあるけれど、決断してはいけないときもあるのです。ここでは、大きな買い物や彼氏との別れなど、重要な決断をしてはいけないタイミングを4パターン紹介します。
パターン@月経前
月経前は、女性ホルモンの急変動の影響や、幸せホルモンともいわれ、心の安定感や癒しをもたらす「セロトニン」という神経伝達物質の分泌の減少によって、イライラしたり落ち込んだりと精神的に不安定になりがちです。
この時期は、冷静な判断がしにくくなってしまうので注意が必要です。
パターンA夜
夜に書いたラブレターを翌朝読み返したら、なんだか恥ずかしい気持ちになって破り捨てたことはありませんか?
薄暗く、疲れもたまっている夜は、妄想が膨らみがちでいつもの自分ではなくなっていることも。
いつもの自分ではない自分が判断することは、間違った判断をしても、それに気づかない場合が少なくありません。
夜に自制心を失っていても、睡眠によって心身がリセットされた翌朝は、頭の回転も速く、冷静な判断ができるようになります。
パターンB落ち込んでいる時
調子の良い時と悪い時では、自分の思うことや感じることは違うもの。たとえ同じ出来事が起こっても、感情ひとつで物事のとらえ方が全く変わってしまうのです。
ネガティブな感情の時は、「こうしないと損をするから」「こうしないと嫌われてしまうから」など、発想もネガティブになりがちです。
このような時に大事な決断をすると、判断を誤る可能性が高くなってしまいます。
パターンC疲れている時
イギリスのある研究では、長時間労働で疲れ切った状態の時と、疲れていない状態の時とで仕事上の決断をした場合、疲れ切っていた状態の時は合理的な判断ができず、仕事の成果が上がらないことがわかりました。
そんな状況では、自暴自棄になって大事な決断も悪い結果を招いてしまいかねません。
いかがでしたか?何ごともタイミングが大切です。
自分自身の状態を知って、“決め時”を見極めましょう。
by 松村圭子
成城松村クリニック院長
いいね!しよう 健康美人の最新・注目記事をお届けします