男女の考え方の違いに、お互いを理解できなかったり、イライラすることってありますよね。その原因は、脳の違いにあるのです。男女の考え方や脳の違いをご紹介します!
男女の考え方の違いは脳の違い
「男って、なんで何度言ってもわかってくれないの?」「女って、なんでいつまでもぐずぐず迷って決められないの?」など、男女の考え方の違いに、お互いを理解できなかったり、イライラすることってありますよね。
その原因は、脳の違いにあるのです。
体のあらゆるパーツは男性より女性の方が小さいのですが、左右の脳をつなぐ脳梁(のうりょう)という部分においては、後方部分が女性のほうが膨らんでいて、そこを通る神経線維の数が多くなっています。
このような脳の構造の男女差が、男性特有の行動パターンや感じ方、すなわち「男脳」と、女性特有の行動パターンや感じ方、「女脳」の違いをもたらすと考えられています。
男女差は生まれる前から
脳の構造や機能の男女差は、生まれる前からできており、生まれたあとは、「女は女らしく」など周囲や社会の影響を受けて、さらに男女差が広がります。
すでに1歳の頃から男の子は”モノ“への興味、女の子は”ヒト“への興味を持つ、というように分かれると言われています。
男の子はミニカーやプラモデル、女の子は人形ごっこが大好きというのもうなずけますね。
男女の行動パターンや感じ方の違いは数万年前から変わっていない
男女の行動パターンや感じ方の違いは、ヒトが狩猟・採集で生きてきた数万年前にさかのぼります。
男は狩りに出かけて獲物を追ううちに、距離や方向感覚が磨かれ、様々な情報を分析する力がついてきました。
一方、女は家で子供を育てながら近所の女性たちと信頼関係を築くためにおしゃべりが必要でした。
子供の少しの変化でも見逃さないことが大切なので、細かな部分に目が行き届きやすいのです。
解決脳と共感脳
家族を養うために、獲物を探して様々な問題を乗り越えなければならなかった男脳は「解決脳」、おしゃべりをして周囲の女性と共感したがる女脳は「共感脳」と言えます。
女性の場合、ただ男性に愚痴を聞いて欲しかっただけなのに、アドバイスをされたらげんなりすることがありますね。
これが、まさに男脳の「解決脳」と女脳の「共感脳」の違いなのです。
男脳と女脳の違いがわかれば、イライラも解消するかもしれませんね。
by 松村圭子
成城松村クリニック院長
いいね!しよう 健康美人の最新・注目記事をお届けします