早起きを続ける方法

カラダ2019.10.24(Thu) 18:00

早起きを続ける方法

朝の貴重な時間を有効に活用する“朝活”という言葉も定着してきましたね。朝は集中力も高まり、習い事や仕事が効率よくはかどるということで、朝活をする人が増えてきました。しかし、元々夜型生活の人は、早起きを習慣にするのは難しいもの。早起きがつらくて続かず、断念してしまった、という人も少なくありません。ここでは、三日坊主にならずに早起きを続けるためのコツをご紹介しましょう。

@朝、太陽の光を浴びる

日光を浴びることで、体内時計が調整され、睡眠を誘う「メラトニン」というホルモンの分泌が減ります。それで心身ともにすっきりと目覚めることができるのです。

A朝食を摂る

朝食は、午前中の重要な活動源。決まった時間に朝食を摂ることで、体がしっかり目覚め、体内時計のリズムが整います。

時間がなければ、すぐに食べられるバナナやヨーグルトなどでもよいでしょう。

B少しずつ慣らす

「明日から早起きするぞ!」と張り切って、いきなり今までよりも2時間も早く起きようとしても続きません。

まずは、15分くらいの早起きを数日続けてみて、慣れてきたらもう15分くらい早起きをするようにしましょう。こうして少しずつ、早起きする目標時間に近づけていきます。

早起きしたぶんは、早寝をするようにして睡眠時間は維持しましょう。“早寝早起き”は、早寝→早起きの順番ではなく、早起き→早寝の順です。

C休日の寝だめはしない

日頃の睡眠不足を休日の寝だめで補てんすることはできません。

普段より2時間遅く起きると、睡眠・覚醒リズムが崩れてしまいます。なるべく普段と同じ時間に起床するか、遅くとも1時間以内に抑えましょう。

D目的を明確にする

早起きをしてやりたいこと、成し遂げたいことを明確にし、続けるとどんな自分になっているか、どう変われるのかをイメージします。将来の自分がはっきりイメージできれば、モチベーションも維持できるでしょう。

“早起きは三文の徳”。でも、無理は禁物です。就寝時間が遅くなってしまったときは、無理に翌朝早く起きようとしないで、睡眠時間を確保するようにしましょう。

無理のないライフスタイルを作っていくことが大切です。

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松村圭子

by 松村圭子

成城松村クリニック院長