ストレスと感じないようなものの見方や考え方でストレス耐性を高めましょう!
ストレス耐性が高い人
仕事や人間関係など、日々の生活でなにかとたまるストレス。
「最近ストレスがたまりがちだなあ…。」とため息をつきながらふと周囲を見回してみると、いつも穏やかにニコニコ微笑んで、ストレスとは無縁のような人もいます。
このように、ストレス耐性が高い人は、ただ我慢強いだけなのでしょうか?
そうではありません。
ストレス耐性の高い人は、ストレスをストレスと感じないようなものの見方や考え方を持っているのです。
「自分は自分」とマイペースで
つい自分と他人を比較してしまう傾向のある人は、相手と自分との違いを見つけて落ち込みがちになります。
いっそ他人のことは見ないようにすれば、比較のしようがなくなります。
他人ではなく自分を見るようにし、自分の成長に目を向けるようにするのです。
他人を見ていたエネルギーを自分に対して向けるようにすると、成長の伸びも早く、個性を引き出していくことにもつながります。「自分は自分」とマイペースを保ちましょう。
鈍感力を身につける
ストレスに対する“鈍感力”も大切です。
ストレスに気づかないか、気付いたとしても無頓着であれば、ストレスに耐えることは容易です。
ストレスに押しつぶされそうになった時は、「まあ、いいか」とストレスをストレスと受け止めないようにし、ストレスから上手く身をかわしましょう。
達観も必要
自分の思い通りにならないこともストレスになりやすいもの。
自分にも他人にも多くを望まず、「人生なんて思い通りにはならないもの」「まっ、そんなもの。たいしたことないわ」と達観したスタンスをもつことも大切。
困難は前向きにとらえる
困難なことにぶつかってストレスになったときは、それを前向きにとらえてみましょう。
「これを乗り越えれば自分の成長につながる」「この経験が自分の将来の糧になる」と考えると、ストレスに煩わされず困難を乗り越える力がわいてきます。
他人へは寛大な気持ちで
ストレスの原因が他人にある場合は、相手の立場に立って「相手には相手の事情がある」と考えてみましょう。
寛大な気持ちになれれば他人との衝突も少なくなって、ストレスもたまりにくくなります。
また、タイミングや運が悪かったなど、誰のせいでもないものを落とし所にすれば、気持ちも軽くなるでしょう。
適度なストレスは人間の成長にとって必要と言われていますが、そのストレスに負けないものの見方・考え方を身につけて、ストレス耐性を高めていきましょう。
by 松村圭子
成城松村クリニック院長
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