シミやそばかすのない、女性にとって永遠の憧れ「美白肌」の作り方を伝授します。
美白肌は基本ケアが大切
「色の白いは七難隠す」という言葉もあるように、色白肌志向の日本人女性にとって、透き通るような美白肌は永遠の憧れ。
“美白ブーム”の影響で、雑誌やCMなどからどんどん入ってくる美白やコスメの情報に、つい心ひかれてしまったり、また翻弄されてしまったり。
“流行り”や“最新”の情報も、基本を押さえてこそ生きてくるもの。
日常でのケアの積み重ねが最も大切です。
美白肌の大敵「紫外線」
美白ケアで最も大切なのは、言うまでもなく紫外線ケア。
紫外線は、シミやシワなど“肌老化”の原因の約70〜80%を占めると言われているくらい、肌に大きなダメージを与えます。
いくら美白ケアが完璧でも、紫外線をカットしていなければ充分な美白効果が得られません。
紫外線は夏のみならず冬でも、また雨の日にも降り注いでいるので、紫外線ケアは“年中無休”で行うことが大切。
また、地上に届く紫外線A波とB波のうち、A波はガラス窓をも通して室内にも容赦なく降り注いできます。
外出時のみならず、室内にいるときにも美白肌止めは必要ですが、室内では紫外線A波の防御効果を示すPA値の高い美白肌止めを塗るようにするとよいでしょう。
美白化粧品の使い方間違ってない?
すっかりおなじみになった美白化粧品。その種類にも、美白化粧水・美容液・クリーム・パックなど実にさまざまです。
美白化粧品というと、ただ漠然と「肌を白くするもの」と思っている人も多いかもしれませんが、実際は、「メラニンの生成を抑えて、シミ・ソバカスを防ぐ」というもの。
つまり、肌を白くするということではなく、これ以上シミやそばかすを作らないよう予防的に使うのが正しい使い方なのです。
美白成分を含む化粧品を選ぶ場合、成分が分かりづらい場合は、「医薬部外品」から選ぶとよいでしょう。
「美白肌によるシミ・ソバカスを防ぐ」と表示されているものがほとんどです。
また、メラニンは、作らせないとともに、“排出”することも大切。
AHAやレチノールなど、肌の代謝を促してメラニンを排出してくれる成分を含むコスメを取り入れてみるのもよいでしょう。
美肌は一日にしてならず
肌細胞のスムースな生まれ代わりには、睡眠や食事ももちろん大切。肌は、寝ている間にしか再生されません。
夜10時から深夜2時までが“お肌のゴールデンタイム”と言われていますが、せめて0時までにはベッドに入るようにして、睡眠時間を確保するようにしましょう。
肌細胞の材料となるたんぱく質や、抗酸化作用があるビタミンA、C、Eが豊富な緑黄色野菜は意識してしっかり摂るようにします。
「美肌は一日にしてならず」です。日々の心がけの積み重ねで透き通るような美白美人を目指しましょう。
by 松村圭子
成城松村クリニック院長
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