夢をコントロールして自分の見たい夢を見られるようになる!?そんな事が出来るかもしれない方法をご紹介します。
明晰夢とは
自由自在に自分の見たい夢を見ることができたら素敵だと思いませんか?
夢を見ている時、「これは夢だ」と自覚していることがたまにあります。
これを、「明晰夢(めいせきむ)」と言いますが、この明晰夢を利用すれば、夢の内容をコントロールして、みたい夢を見られるようになるかも知れません。
夢だと自覚して意識を保つことで、通常見る夢と比べて視覚や聴覚がとぎすまされ、夢の中で好きな行動ができたり、幸福感に満たされたり、感動体験をすることもできるでしょう。
夢に意識を向ける
夢に意識を向けることで、自分の悩みと向きあったり、想像力を高めたりすることができ、現実世界での自分自身の成長につながることも。
ただ、夢の中で、「これは夢だ」と気づくのは難しいもの。気づくためには、まず、現実と夢の中との矛盾点を見つけることです。
例えば、夢の中で走っているとき、「自分がこんなに速く走れるはずがない」と気づいたりなど、現実では起こり得ないことに気づいて「夢」と自覚することです。
そして、夢だと気づいても、意識しないようにして、事態を受け入れるようにします。
夢を見るタイミングを意識する
次に、睡眠のメカニズムの観点から説明しましょう。
人間は、眠っている間、浅い眠りから深い眠りへ、そしてまた浅い眠りへ移行するという、一定の睡眠サイクルを数回繰り返しています。
この1サイクルが約90分で、深い睡眠段階をノンレム睡眠、その後の浅い睡眠段階をレム睡眠といいますが、夢をみるのはほとんどの場合レム睡眠の時です。
レム睡眠は、体は休息状態なのに、脳は覚醒した状態に近く、眼球が急速に動いている状態なのですが、レム睡眠の状態にいることに自分が気づくことができれば、自分の見たい夢を見ることは不可能ではないのです。
つまり、夢を見るタイミングを意識することができれば、夢をコントロールすることができるということ。そのためには、日頃から「『今、自分は夢の中にいる』ということに気づく」ことを意識して自己暗示しているとよいでしょう。
明晰夢を見られるようになれば、夢をコントロールして自分の見たい夢が見られるようになるかも知れませんね。
by 松村圭子
成城松村クリニック院長
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