夏が近づくにつれて、ワキ汗対策に取り組む女性が増えてきます。夏に最も気になるワキ汗の対策をご紹介します。
汗をかく前のプレケア
夏場の女性の大きな悩みのひとつであるワキ汗。服の上から汗の跡が見えてしまったり、臭いを発してしまったり。
夏が近づくにつれて、ワキ汗対策に取り組む女性が増えてきます。ドラッグストアなどでワキ汗対策グッズがたくさん並んでいることからも、それだけワキ汗で悩んでいる人が多いということ。
夏の汗対策のうち、最も気になるワキ汗の対策をご紹介しましょう。まず、汗をかく前のプレケアとして、外出前に制汗剤をワキに塗りましょう。
汗の量そのものや臭いを抑えることができます。ロールオンタイプ、スプレー、クリームなどタイプは様々ありますが、塗った後は、薬剤を乾かすようにするとより効果的。
塗り過ぎは逆に臭いのもとになってしまうので注意が必要です。
まずはふき取る
かいたばかりの汗には臭いはないので、臭いを予防するためにはなるべく早くふき取るのがポイントです。
乾いたハンカチなどを使ってふき取りがちですが、硬く絞ったぬれタオルなどでふくようにしましょう。乾いたものでふくと、汗の成分のうちの水分だけが吸収され、その他の成分は皮膚に残ってしまうので、雑菌の繁殖を引き起こしてしまい、臭いの原因となってしまうのです。
ぬれタオルでふいたほうが、肌のべたつきも取れてさっぱりします。
通気の良い服を選ぶ
汗をかく本来の目的は、水分の蒸発によって発生する気化熱で体温を下げることです。
熱の発散をじゃましないような服を着ることも大切です。特に下着は、吸水性、乾燥性に優れたコットンがベスト。
通気を良くするために、締めつけ過ぎない様に注意しましょう。
ミョウバンスプレーで汗対策
制汗作用のあるミョウバンの水溶液もおススメです。薬局やスーパーなどで売っているミョウバン5gを100mlの水に溶かしたら出来上がりです。
市販のスプレー容器に入れ、ワキにスプレーします。消臭作用があるので、背中や足などの臭い対策にも使えます。
意識し過ぎはNG
「汗をかいたらどうしよう」「汗ジミができていないかしら?」などと不安に思ったり、緊張して意識すると余計にワキ汗は出てしまいます。
深呼吸をしたりしてリラックスすることも大切です。また、開き直ってしまうことで汗が減らせることもあります。
汗は誰でもかくもので、人間にとって必要なもの。「汗をかくまいと意識すればするほど余計に汗をかいてしまう。それならいっそのこと、どれくらい汗をかけるか試してみよう。」と開き直ってしまうのです。
意外とこれが有効なことがあるので、試してみてもよいでしょう。
by 松村圭子
成城松村クリニック院長
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