冷えや代謝の低下は、太りやすい体を招いてしまいます。自律神経のバランスを整えて、脂肪がつきにくい体を目指しましょう!
自律神経とは?
自律神経とは、自分の意思とは関係なく内臓の働きや血管の収縮・拡張、ホルモンの分泌、体温などを調整している神経のことで、交感神経と副交感神経の2種類があります。
交感神経は体を活動的な状態にして、気持ちを高める働きがあり、副交感神経は体をリラックスした状態にして、気持ちを穏やかにさせる働きがあります。
交感神経が優位になると太りやすい!?
起きている時は交感神経が、寝ている時は副交感神経が優位に働くというように、この二つの神経が綱引きをしながら相反する働きをして、体のバランスを保っているのですが、現代人は活動時間が長かったり、ストレスにさらされたりなどして、交感神経が優位になりがちになっています。
しかも、加齢とともに副交感神経の働きが低下して相対的に交感神経が優位になります。すると、血管が収縮して血行が悪くなり、冷えや代謝の低下を招いて太りやすくなってしまいます。
副交感神経を活性化させて代謝をUP
ヤセて不調を改善するには、副交感神経の働きを高めて自律神経のバランスを整えることが早道。
副交感神経が活性化されると、血行が促されて代謝が上がり、脂肪が付きにくい体になります。
そのためには、一日の生活の中でも特に朝と夜の過ごし方が重要になってきます。
副交感神経の働きを高める食生活
朝食を摂ることは自律神経を整える第一歩。まずは、水を一杯飲んで腸を目覚めさせましょう。
食事はリズムよくしっかり噛んで食べるようにします。よく噛むことで副交感神経の働きも高まりやすくなります。
日中小腹がすいたときは、ビタミンやミネラルが豊富なドライフルーツやナッツなどがおススメ。副交感神経の働きが高まって腸の動きもよくなります。
呼吸はゆっくり深く
緊張感やストレスを感じた時は、呼吸をゆっくり深く行うように意識してみましょう。鼻から息を吸い、吸った時間の2倍時間をかけるつもりで口からゆっくり吐くようにします。
思い切りため息をついてもよいでしょう。心身がリフレッシュされ、血行も促されます。
夜はパソコンや携帯電話・テレビを控える
夜寝る前は、交感神経を優位にするパソコンや携帯電話、テレビは控えるようにしましょう。
寝室の灯りは間接照明など暗めの光を灯すと、疲れも取れて安眠に導かれます。自律神経を整える生活習慣で、脂肪がつきにくい体を目指しましょう!
by 松村圭子
成城松村クリニック院長
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