暑い日は、汗をかいて悩んでいませんか?せっかくメイクしたのに崩れて台無しですよね!簡単にできる『汗を抑える方法』をご紹介します。
「皮膚圧・発汗反射の原理」で汗を抑える
電車のつり革につかまるときのもわっとしたわきの臭い、吹き出る汗でのメイク崩れが気になる季節がやってきました。
デートの時や人前に出るときだけでも、顔から出る汗を減らしてメイク崩れを防ぎたい…。そんなときには急場しのぎの一時的に汗を抑える方法があります。
両側の胸の上部で鎖骨のやや下あたりを10分くらいぐっとつまむか親指で圧迫すると、顔や頭の汗が一時的に抑えられます。
これは、人間の「皮膚圧・発汗反射の原理」という原理を応用しています。
そもそも「皮膚圧・発汗反射の原理」って何?
人間には体温を一定に保とうとする機能が備わっており、ある部分が汗をかきにくくなると、代わって別の部分が汗をかいて体温調節をします。
例えば、左半身を下にして寝ると、左半身が圧迫されて汗が蒸発しにくくなり、体温調節ができなくなるので、代わりに右半身から汗が活発にでるようになります。
このような機能を「皮膚圧・発汗反射の原理」といい、この原理を応用すれば、発汗のコントロールをすることができます。
芸者さんも取り入れている方法です
芸者さんが胸の高い位置で帯を結んでいたのも、顔に汗をかかないようにして化粧崩れを防ぐためで、これは昔から体験的に行われていたのです。
この原理は、基本的に左右もしくは上下対称に表れるという特徴があります。
例えば右側を押すと左半身から発汗し、左側を押すと右半身から発汗するというもので、「半側発汗」と呼ばれています。
ですから、顔全体の汗をおさえるためには、左右両側を圧迫する必要があるのです。
胸の上を圧迫する代わりに、ブラジャーをきつめに締めてもよいでしょう。
下半身の汗をおさえたい場合は、左右の腰をつまむか圧迫します。
この場合は上下対称の特徴を応用しています。圧迫する代わりに、ベルトを腰あたりに下げてぎゅーっと締めてもよいでしょう。
by 松村圭子
成城松村クリニック院長
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