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リンパマッサージ~下肢編~

リンパマッサージとは「体内に蓄積された老廃物や毒素をリンパ液にのせて排泄する」ことができるマッサージのことです。全身に網目のように張り巡らされているリンパ管ですが、主に鎖骨や、脇の下などにある「リンパ節(リンパ管の中継点)」に流れています。リンパ管が滞ってしまうと、余分な水分や老廃物、毒素が体内に蓄積され、やがては免疫機能の低下し浮腫み、こり、顔のたるみ、肥満、セルライトなどが現れます。トレーニングで体質を改善しながら、平行してリンパマッサージを取り入れると、上記の免疫機能が改善されやすくなります。そこで今回は簡単なリンパマッサージの方法をご紹介します。

リンパマッサージとは?

ふくらはぎのリンパ(膝窩リンパ)

①足首からふくらはぎにそって拳で叩いて血行を促します。

②人差し指と親指を使い足首から膝の付け根に向って、筋肉を押し上げていきます。

③膝の後ろに親指をあて、膝窩筋といって硬い部分があるのでその部分をほぐすようにマッサージしましょう。

ふともものリンパ(鼠径リンパ)

①あぐらの姿勢になり、両手でふとももの付け根から膝の方向に向って拳で軽く叩きます。

②そのままふとももの外側からお尻のつけねまで軽く叩きましょう。

③手の腹を使ってふとももの付け根を軽く圧迫させながらほぐします。

胸のリンパ(鎖骨下・腋下リンパ)

①姿勢を正し胸を開きながら指の腹で胸の付け根をほぐします。丁度胸骨と言って硬い骨があるので、骨になぞって行うとわかりやすいでしょう。

②そのまま鎖骨の下を指の腹でなぞります。痛みが出ない程度にほぐしましょう。

③次に脇にある硬いしこりのような部分を親指で圧迫しほぐしましょう。

顔のリンパ(顎下リンパ)

①食べ物を噛む時に窪みができる所を探し、指の腹で円を描くようにマッサージします。

②ある程度ほぐれてから指の腹で頬を「ポンポン」軽く刺激を与えるように、叩きましょう。 ※あまり強く刺激を与えすぎないようにしましょう。

ご紹介したリンパマッサージは、お風呂上りなど血行が良いときに行うと効果的です。

マッサージなので毎日行って頂いても支障は出ませんが、運動不足や長時間の立ちっぱなし状態でマッサージを行うと痛みも出てきますので、やりすぎには注意しましょう。