【1】「俺はビッグになる!」
それを聞いたあなたは思わずこう言いたくなるでしょう。
「いやいやいや、あなたもうすでにいい歳だし、ビッグになれるなら、もうビッグなはずだよね」。
彼自身、現状ではビッグになれていないということは自覚しているのですが、どうしたらいいのか分からないというのが本音でしょう。
彼にとってのビッグとは何か。そのためには何が足りないのか、それはどうすれば手に入れられるのか、一つずつ質問して、「ビッグな俺」へのステップを一緒に考えてあげて下さい。
ビッグマウスな男性は基本は素直で頑張り屋なので、やり方さえ分かれば放っておいても努力し始めますよ。そして、おだてて伸ばして、ビッグな社長夫人を目指しましょう。
【2】「俺から見たらあいつらはダメだな」
そんな評論を聞いたらこう言ってやりたくなるかもしれませんね。
「私から見たらアンタの方がダメだけど」。
評論家気取りの彼はプライドが高いので、本当の事を言うと逆上しかねないから要注意。批判ととられかねない発言は極力控えましょう。
会社の同僚や上司など、身近な人を批判するのは、実は、自分もできていないという自覚があるから。自分の限界を見ているようで、余計に目障りなのです。
まずは彼の批判をじっくり聞きつつ、同調して彼らを批判したりしないこと。そして、あくまで「彼ら」に対して、アドバイスやフォローを提案してあげて。そうすれば、プライドを傷つけずに彼に改善の糸口を与えることができますよ。
重ねて言いますが。彼らは本当は素直で努力家なのですが、どうしたらいいか分からないだけ。努力の方向を一緒に考えてあげましょう。
【3】俺に任せておけ
今まで彼氏に期待はずれな思いもした彼女からすると、こう言いたくもなるでしょう。
「結局最後にフォローするのあたしじゃん!!」
頼りがいのある「アニキ」的な男性に憧れはあるものの、その能力はない口ばっかりの彼。
かと言って、全部あなたがやってしまうのはNG。俺はやっぱりできない、という自己嫌悪は、更なるビッグマウスを呼び、彼の空洞化は進むだけです。あるいはあなたがやったことも「俺の手柄」だと思いかねません。
ここは彼の上司になったつもりで、その間を埋めてあげるしかありません。「俺に任せておけ」と言う旅行の計画も、ホテルの予約、交通経路の調査、小さなタスクにして、進捗を確認しましょう。
そして、盛大な感謝の表現、尊敬の言葉も忘れずに。
口ばっかりな彼の壊れやすい「プライド」を尊重しながら、実質的な部分でのアドバイスで誘導する……ちょっぴり面倒だけれど、ビッグな男を育てているお母さんになったつもりで頑張ってみて!