【1】お礼を言う。
「上司の不意を突いて、『ご指導いただき、ありがとうございます。本当に勉強になります』と言うと、上司は気をよくして、説教をやめます」(30代男性)というお礼派が多いようです。
上司からも、「ありがとうございますと言われると、『まぁ、まぁ』となり、次の言葉が続かなくなります。必要以上に言うのはカッコ悪いので」(50代男性)との意見。
相手を立ててお礼を言うのは効果的ですね。
【2】落ち込む。
「思いきり落ち込んだ態度で『未熟な私がいけませんでした』と言うと、だいたい『君も勉強になっただろう』のひと言で解放されます」(20代男性)との意見も。確かに、人情がある上司や教師なら、落ち込んで反省している人間に、追い打ちを掛けるような説教はしないのかもしれません。
【3】怒られる前に、自分から謝りに行く。
先手必勝という言葉があるように、ミスが発覚する前に、「どんな理由で、どんなミスをしたか」さらに「どのような対処をし、今後それをどういかすか」をまとめて、自分から謝りに行くという度胸のいい人もいます。
「上司がミスの内容をしっかりと理解していないので、説教にならずにすみます」(30代男性)
【4】メモを取る。
説教されるときに「大切なお話しですから」とメモを取ると、説教も長くならないようです。
「部下がメモを取り始めると、こちらも冷静になって怒りが収まるし、要点だけを分かりやすく伝えようと思います」(50代男性)上司を尊敬しているという態度も伝わるので、ポイントの高い方法です。
【5】同僚に同席してもらう。
「私にも責任の一端がありますので」とか、「私も同じプロジェクトに参加していますから」などと理由をつけ、同僚にも同席してもらうという人もいます。
「第三者がいると、感情を爆発させられないので、説教も短くなります」(40代男性)いつも同僚と親しくしておく必要がありそうです。
【6】またの機会にしてもらう。
説教がクドクドと長くなり始めたら、あえて「とても勉強になる話なので、改めてお時間をいただけないでしょうか?じっくりと聞かせてください」とさえぎるという方法もあります。
失敗すると、「じゃあ、今夜飲みながら」と言われ、エンドレスになるかもしれません。
でも、取りあえずは解放されるでしょう。
【7】同僚に電話を掛けてもらう。
頃合いを見計らって、同僚に外線を掛けてもらいましょう。
「○○さん、1番に外線です」などと言われたら、さすがの上司も説教を中断せざるをえません。
次に、上司のほとぼりが冷めるまで、電話で話をするふりをしましょう。
怒りが収まったら、「今日のところはまあいい」「今後、気をつけるように」など、シメの言葉は短いはずです。
説教を短く終わらせるためには、こちらが反省しているという態度を見せつつ、「相手を冷静にさせる」「気分を変えさせる」のがいいようです。